2020.1.23
お知らせ
アナログアキュライザーの試聴感想を頂いた方全員にケーブルチューナー(非売品)をお送りする予定ですが、準備が遅れております。申し訳有りません、近日中に郵便でお送りする予定です。以下説明文を掲載しますが、まだ感想を頂いていない方もどうぞ感想をお送り頂くようお願いします。
ケーブルチューナー 2個一組 1セット(非売品)
ケーブルチューナーはピアノの部品であるハンマーに使用されている極めて硬いフェルトと同じ材料で出来ています。もちろん混紡では無くて純粋な100%の羊毛製です。フェルトだけでは固有の音色が軽くて柔らか過ぎるので、SDL(シンセティックダンピングリキッド)という特殊な液体を適度に含侵させることで理想的な音色を持つようにしました。一般的な軽いフェルトではオーディオケーブルに対し十分な制振を施すには質量が足りません。入手できる限り重量のある素材がピアノのハンマーに用いられていることの理由が分かるように思います。ピアノの前身であるフォルテピアノではハンマーの材料には皮などが用いられていたらしく、近代ピアノになってフェルトになったとのことです。近代ピアノの構造をみると硬いフェルトで無いと役に立たないだろうと納得出来ます。オーディオではかなりの種類のケーブルダンパーが製品化されています、ケーブルチューナーと使い方は同じようなもので、ケーブル自体の振動をダンプする原理で材質は固有の音色の強いものが選ばれています。ダンプと同時に音色を付加しているので材質を選べば音がはっきりするなどの効果は有ると思います。
ケーブルチューナーは単にケーブルの振動をダンプすることが目的では有りません。またピアノのハンマーと同様にダンプ素材自体が音を発することは害になります。あくまで音律と係る目的が有ります。ケーブルチューナーはこのようにオーディオの制振デバイスとは似て非なるものですので、やたらにケーブルに挟むだけでは効果が無いどころか害にもなることが有ります。重要なことは必ずケーブルの中心部、全体の長さの半分の部分に取り付けなければならないことです。開発した目的はスピーカーケーブルあるいはヘッドフォンケーブルなどの発音体直前のケーブルコントロールです。もちろん応用としてラインケーブル、デジタルケーブル、電源ケーブルなどにも効果は有りますが指定するのはスピーカー、ヘッドフォンケーブルです。応用の場合もケーブルの中心部に取り付けないと効果は発揮されません。
使用方法ですがまずスピーカーケーブルの長さをメジャーなどで計測します。プラグ、端末金具、ゴムブーツ等の長さは含みません。純粋にケーブル部分だけの長さです。簡単にケーブルが外れる場合は外して二つに折り曲げて中心を見つけることが出来ます。中心が見つかればマーカー、色鉛筆、セロテープ、糸などで印をつけます。その印の部分にケーブルチューナーを挟み付けてください。ケーブルの太さによりチューナーの挟み部分を変形させて適度な固さで自然に落ちてしまわないようにしてください。難しい場合はセロテープ、紙テープ、糸など音色の強くないものでサポートすれば良いです。この時気を付けることはケーブルの1/2長さは適当ではいけません。プラス、マイナスで少なくとも1%の精度で計測してください。1mの長さなら1cm以内の狂いです。5mなら5cmです。これは楽器の調律と同じくらいの意味を持ちますので必ず確認してください。この値を外れた場合は効果が無くなることも有りますのでご注意ください。
設置して効果が解りにくい時はコントラバス、ピアノの左手のフレーズ、ベースの動きなどに注意して聴いて頂ければ、低い音程がはっきりしてくることがお分りになると思います。SDLは蒸発することは有りませんので効果は半永久的です。
2020.1.23
Hさんからアナアキュ試聴感想を頂きました。
ハイエンドDACにアナアキュとそっくり同じものを回路に入れてしまったらどんな値段になるかなという発想をされました。これはこの何年間か、私は製品の価格を決定するときに感じていることです。高い値段にすればするほど企業は儲かっていくわけですが、いろいろな条件、コスト、宣伝費などの経費、企業力、ブランド、マーケット規模、競合力などたくさんの要素で価格が決まるわけです。単純に言えばマーケットが期待する価格より高くすれば売れない(まあ高くつけないと売れないという高級品マーケットもあるのですが)低くすれば売れるというのが普通です。では現状のインフラノイズ製品は安いか、高いか?一般的オーディオ製品の中で判断すれば、デザイン、コスト、製品ジャンルからすればかなり高いボッタクリ価格ですね。雑誌広告、ライター経費も殆ど無いことだし!でもこう考えるのは製品の値打ちを知らない一般の方の見方です。製品の値打ちは効果だけと考えれば安いです。価格を最終決定する私はそのたびに考えます、ブランドはそれなりに出来てきましたので、総合的な企業力さえあれば例え量産しても高い値段では無いと思います。もちろんそんなマーケットは無いのですが一般の方がアキュライザーの効果が解るなら携帯電話や携帯プレーヤーのマーケットから想像するとそれこそ大変なことになるのですが、それは有りえません。
一番企業としてビジネスだけを考えたら、お金持ち相手のビジネス、そうです。何千万円もするスーパーカーと同じで高級アンプや高級DACのビジネスがそれです。もちろん企業力、ブランドいろいろな条件をクリアしてのことですが。インフラノイズには現状が理想のように思います。でもオーディオマニアでなくて音楽大好きの人がこの存在を知ってくださって今の10倍くらいのマーケットが出来ればiphoneアクセサリーくらいの値段に出来るかも知れません。今の値段で10倍のマーケットが出来ればそれこそボッタクリ御殿が建ちますね。やっぱり現状が一番良いと思い、生きている間は音楽好きの皆さんに喜んでもらえる製品を創ることにします。
残念ながらオーディオスーパーカー商法は少なくともインフラノイズには一番遠いものです。
また脱線ですみません、Hさんの試聴感想です。
遅くなりましたが、アナログアキュライザーを購入して使用してみた感想を送信します。
自分へのクリスマスプレゼントとして購入した、アナログアキュライザーをUSB DACのアナログ出力端子に接続し、PCのファイル音源の愛聴盤のジャズ(ハイレゾ192kHz/24bit)を再生してみました。出だしの一音を聴いただけで「なんだこりゃ〜」と、思わず声が出て顔がニヤけて笑ってしまいました。そして、「こんな凄い物良く作れるな〜、いったいどういうセンスをしているんだろ?」と思いました。
いつもは、新しい機器を導入した時は、エージングしたらどうなるだろうとか考えるのですが、関係ないです。いや〜、とにかく良いです。
もうダメです、外す事など考えられなくなりました。
出てきた音は、演奏者の息づかいやメッセージが伝わってきて、生きた音のように感じられ、
しかも力強く、音の余韻も凄いです。高音の帯域も広くなっているのに、今まで違和感のあったキツイ感じがなくなり、歪みや雑味(付帯音)の無いピュアな美しい音で、音楽的な表現力も上がった感じです。
倍音のわずかな位相のズレが合い、正しい響きになるとこうなるのか?
正しい倍音再生になって、基音の低域も良くなり、自然で伸び伸び鳴ってくれる気持ちの良い、本当の音楽を聴くことができるようになりました。
DSDファイルなども色々再生してみているうちに、音を分析するのはもうどうでも良くなって、長年求めていた鳴り方になって、とにかく嬉しく幸せな気持ちになりました。
これで音楽再生を邪魔する部分が無くなったのです。
もう「アナログ」だの「デジタル」だのも、どうでも良くなりました。
アナアキュを商品化していただき、本当にありがとうございました。
これからも音楽を愛する多くのユーザーに、他のメーカーとは違う独自の視点で、音楽再生を本質的に改善するような贈り物を届けていただければ有り難いです。
ところで、ハイエンドDAC製造メーカーが、こっそりアナアキュを内蔵した商品を発売したら、とんでもなく高価でも売れるんじゃないでしょうか?
2020.1.23
テレビ見ない、世間に疎い私には名前の読み方もどんな女優さん?歌手かも分からないが取り合えず写真は見つけた。試聴感想をくださったKさんはアナアキュがどういう効果を持っているかを検証してまとめてくださった。Sさんは和弓の発射音はYoutubeでも現実感があって良い?とアナアキュの意外な効果を報告してくださった。まあ弓も楽器と同じ、ヴァイオリンのBowと構造が同じなので音楽に近い音を出すのだろう。私も現役アーチャーだから矢をつがえる場所やリリースの仕方で音が変わるのは知っている。特にコンパウンドボウでトルクをかけず矢を真っすぐに射出来る弓は音が小さくて複雑な音がしない。でも発射音だけを聞いて上手い下手は判別出来ないだろうと思う。的あては発射技術もあるが的に当てるのが第一だからこれは発射音には関係無い。和弓の世界は良く知らないが当てるのが目的では無いはずだ。そうなると発射音から上手い下手の情報が採れるかも知れない。
Kさんはアナアキュはオーディオでも効果有りと言ってくださった。最近私の耳はオーディオ的で無くなってきている。だからオーディオ的性能を追いかけてはいないので最近のインフラノイズ製品はオーディオマニアには受け入れてもらえないだろうと諦めている。オーディオメーカーなのにオーディオで効果のあるものを造らないとはおかしな話だ。だが本心自分の創るものが音楽を聴かないオーディオマニアに必要だとは思わない。ただ音楽再生にために大事な音の部分がオーディオ価値観にオーバーラップしてきて、オーディオ性能が上がることはあるかも知れない。オーディオメーカーのくせにオーディオ的に性能を追いかけていないとはなんたることだと怒られるに違い無い。でもKさんにオーディオでも効果有りと言ってくださったので少し気が楽になった。
以下Kさんの試聴感想です。
全体的に、皆様の印象に同感です。で、アキュライザー3つのうち、最大最強に思います。
以下、個別具体的な感想。
1. 2019年末紅白の椎名林檎は、テレビでは毎度下手だなあ と思っていたのが、声の音色の使い分け シャウト グルーブ感 いいではないか。音程もちゃんとしてる。やっぱりオンリーワンの素晴らしい音楽家と納得。それにしても再生機器で評価が変わってしまうなんてのは、どういうもんか。
2. 2020ニューイヤーコンサートのウィーンフィルは、新年のウキウキ感 、華やか感満載。ウィーンフィルって、もっと重いイメージがあったが軽やかで鮮明なんですね。去年以前の録画も見たら、同じく軽やかでした。各年の指揮者によっても、オケの音が違う ……ように、駄耳には聴こえて実に面白い。
3. 色々なオケも聴いてみたが、重厚、華麗等々世界のオケの違いが面白い。
4. pfの鍵盤から叩かれて出る音と、空中で混ざり合い溶け合う音響の調和が素晴らしい。
5. vnは、名器の音色の違い。実に細かい音が聞こえる。奏者の音の違いも一聴瞭然。
なお、以前も感じたのですが、オーディオの各種アクセサリーへの反応、効果が実に敏感でよくわかる。
オーディオマニアにも、おすすめ。
多分、そんなには売れない 儲からない と思いますが、笑、……エジソンというか、音響の魔術師として、今後のご活躍を末永く、期待しております。
2020.1.23
(https://www.earthquakerdevices.jp/blog-posts/swiss-thingsさんから画像をお借りしました)
Hさんからアナアキュの試聴感想を頂きアナアキュを宝物と形容してくださった。褒めて頂くのはうれしいことだが、先日Kさんに開発した人物を褒めていただいたとこなのだが、もちろんどちらもうれしくて、有難いことだ。どちらかというと、製品をお褒め頂けるほうがよけいにうれしい。人物は自分のことなので自己評価はそんなに高くないので、現実とのギャップがあるからだ。しかし製品は今やもう一生懸命、命がけでやっている。だから子供を褒めて頂くくらいうれしい。いや製品の方がもっとうれしい。やはり子供は自分の血が通っているからなのだろう。
位相が狂った音と言われると、言葉だけで頭がフラフラしてくる。この2年ほど時々眩暈がして寝込むことがあった。耳と関係してるようでもし突発性難聴にでもなれば音楽も聴けなくなるし、ピアノもダメ、結果インフラノイズは崩壊してしまう。耳鼻科では病名も無くて、三半規管が弱っていると言われた。まあ病気とまでは行かないみたいで安心はしたのだが薬を飲めといつものパターンだ。ここで考えたどうも耳という部品は怪しい。ウサギの大きな耳は外敵を早く発見するためだろうが、同時にラジエーターになって体温?を下げているだろう。ならうさぎほど大きくない人間の耳もラジエーターになり温度は下がる?これはいけない、目的以外で害になっている。三半規管の劣化は加齢と片付ければ容易いのだが、血流悪化があるに違い無い。男性の身体で別の部分のDNAを未来に運ぶ重要な部分は温度を下げるため、ラジエーターでは間に合わず外部に露出している。これではその周辺も血流が悪くなって何らの弊害があることだろう。医者では無いので下手なことは言えないが、簡単に想像できることだ。
それで家内にヨガで耳を鍛える方法を教えてもらって、自分流のマッサージも加えた。朝晩入浴中、バスタブの中でこれをやって半年になるか?眩暈は嘘のように消えた、医者に話すと一笑される行為なのだ。だからここで書いても信憑性は無い。いつものインフラノイズのまゆつばだと同じと考えて頂きたい。でももし眩暈が再発したブログで必ず報告しようと思う。話が脱線したがHさんの試聴感想を以下に紹介。
いつもお世話になっております。
遅くなりましたが、アナログアキュライザーの感想をお送りします。
私は気持ち良く音楽を聴くために、オーディオを趣味にしている者です。
アナログアキュライザーは、そんな私に最高の商品でした。
この変化を言葉にするのは難しいのですが、まず部屋の壁がそれぞれ1mくらい後ろに下がったような音場感の変化がありました。
しかし、もっと重要なのは、あたかも録音現場に立ち会っているような、濃密な空間が展開されることです。
私はこれまで、位相が気になって音楽に集中できないことがありましたが、位相を気にせずに音楽に集中できるようにもなりました。位相なんて、どうでも良いと感じられるのです。
これは私にはとても大きな事です。
アナログアキュライザーは、音色を変化させません。音圧が上がる事もありません。これは、音を音楽にしてくれる装置だと思います。
音楽ジャンルは、クラシックからヒップホップまで、ジャンルを問わずに充分な効果が感じられます。
アナログアキュライザーは私の宝物として、ずっと大切に使い続けたいと思っています。
この度は、良い製品をありがとうございました。
2020.1.15
(画像はA-power shopさんからお借りしました)
音楽家は今までお付き合いがあったり、絶縁してしまった人も入れるとかなりの方との親交があった。でもオーディオマニアには近いがオーディオマニアだと断言出来る方は一人もいなかった。ここでオーディオマニアと音楽家を分けるポイントがある。オーディオマニアは良い音?を求めて投資する。音楽家は良い音を求めては投資しない。難しい表現だが音楽家は機器にブランドやイメージに憧れは無い。自分の思う価値観にあったものを探して入手するだけで装置への憧れや入手願望は無い。ただし趣味範囲の広い方は好奇心も旺盛で、トンでもないクラスや希少品なら出かけて聴いてみたいというエネルギーはある。
これとは別で音楽家は理論はあるのだけど、それは表面に出ることが少ない。まして感覚的なことだから自分の感じ方、音楽的価値観を文章にして理屈で説明することなんて一番苦手なことである。音楽誌に書くライターとかは殆どが音楽家では無くてあくまで音楽ライターを専門とする方が殆どだ。反対に演奏家や音楽家、特にピアニストでは他の専門を選ばれたほうが良かったのでは無いかと思うほど理論が好きで、なんでも言葉で説明して、現実の演奏は音楽脳?がお休みで理屈で演奏する方がたくさんおられる。まあ人間無いものねだりで、例えば私は運動神経が欠如、それでないものねだりで未だにアーチエリー現役なのだ。ひと様のことは自分を棚に上げてあれこれ言う卑怯者なのである。これは許していただけると思うから書いている。立腹された方はこれからの私の文は読まれないほうが良い。そのせいで音楽の感覚だけでいけるぞと錯覚して、もう10年は過ぎてしまったピアノ、ひょっとしてピアノ演奏など楽器は運動神経抜きではだめなものかなと思いだした。悔しいが演奏は音楽的な感性を持つアスリートがやるものなのである。今頃それが解ってきた、情けない。
前置きは別としてWさんは100%音楽家、演奏家、音楽ライターと上記の矛盾が感じられない唯一の方なのだ。孫序そこらの音楽家では無い、驚くなかれ専門の音楽分野はクラシックなのかも知れない?世間での分類があるので一応そうなのかも?かつ教育家、狭く入り込めば入るほどクラシックはクラシック、ジャズ的な感覚が同居するのが難しい。クラシックの演奏家にノリとかグルーブの話をしても全く通じ無い。だからコードも全く通じない。もちろん両方やる方はたくさんおられるがクラシックに分類される方でも、両刀使いならこの話は決してタブーでは無い。もちろんこちらの世界の方が正解なのだが、残念ながらクラシックは古典なので礼儀作法は当然あるし学問の世界に近い。世界的に言えばジャンルからはみ出したクラシック演奏家は少ないがおられる、有名なのはフリードリッヒグルダだ。Wさんはグルダの生演奏に涙され、その時の印象がアナアキュで再現されるとおっしゃってくださった。どうも倍音の出し方がそこらへんのピアニストとは違うらしい。ジャンルからはみ出した方でウイーンの3羽カラスの中では一番苦手な変なおじさんだと思ってきたのだが、歳とってやっと色眼鏡が取れてきたのか最近では変な人だとは思わなくなった。多分はみ出すということが自由な生き方と関連していることにやっと気づいたからなのだろう。と言っても恰好つける芸人、先日奥さんの女優さんと同時期に亡くなられたロックの方、これはとても真似できないし、理解もできないので。なので偉そうなことは一生言えないのは分かっているのだが?長くなってすみません。
それで今まで出会った音楽家の中で唯一、音楽感覚、演奏を文章で表現できる天才!W先生からやっと頂けたアナアキュの試聴感想を誇りを持ってご紹介します。
アナログアキュライザーの感想
音楽の表現力は、フレージングとアーテキュレーションや音色変化の多彩さ、音が届く方向と距離感、その場の空間を包み込む度合いのコントロールなど多くの要素にかかわりがあると思います。
この年始に地元の特に優秀な小中高校生のピアノコンクールの審査員を勤めました。ベートーヴェン、バッハを中心にドビュッシー、プロコフィエフと名曲のオンパレードを10時間近くほぼ連続で聴く機会でした。同じスタインウェイのピアノなのにこの違いは、と驚きの連続。そば鳴りで固まっていたり、舞台の後ろに大きく展開したり鋭くいろいろな角度でフレーズを飛ばしていたりと様々です。
デジタル時代になってそういった音楽の表現が消え失せてしまいました。音楽の繊細微妙な雰囲気が消え失せてしまったようでした。様々なデジタル機器の進歩によってかなり表現が復活してきましたが、秋葉社長のデジタルアキュライザーやUSBアキュライザーの出現によって、そして今回のアナログアキュライザーによって大きく表現力を取り戻したようです。
デジタルノイズの悪影響から生ずる倍音の乱れを除去することで、正しい音を表しだすという説明なのですが、確かに音の実在感が増しています。その結果その場の空間の様子までも感じ取れリアルです。年末に私の父がブロニー版の二眼レフで撮った昔の私の写真が出てきましたが、白黒のフィルム等倍の焼き付けの小さい写真には立体感があり、空気の流れがわかるような実在感です。その感じに似ていると思いました。その写真をデジタル化してみましたがそういった場の雰囲気は消え失せてしまいました。
You tubeのクレンペラー指揮のベートヴェン、マリア・カラスの歌唱、ジョアンジルベルトやビルエバンスのライブなどリアルに聴くことができるのは全くありがたいことです。
音楽をオーディオ装置で聴く楽しみが圧倒的に増えました。ありがとうございます。
2020.1.8
Kさんからアナアキュの試聴感想を頂いた。
パソコンは使われないので丁寧に手書きの内容である。
そのまま画像でご紹介したいところだが家内にパソコンでファイルにしてもらった。書き直すとせっかくのKさんの感性が消えてしまうのは残念なのだが。
SNSの害と言える出会い系の犯罪が増えていくのはパソコンの文字だと個人の性格を表す手書きのニュアンスが無くなってしまうのも一因であるだろう。せっかくの文化が文明の進歩により破壊されていくのだが、そういう私も手書きが出来ない。漢字も前から書けないが今は完全に書けなくなってしまった。その点でテレビで活躍されている俳句の夏井先生には頭が下がる。Kさんには随分と過分なほめ方をして頂いたのだが、こんなところでボロが出る。オーディオでは雑音が👁の敵にされるが、まあリスニングルームの照明も白熱灯から、蛍光灯、さらにLEDとだんだん音質への害が大きくなっていく。生演奏でも一流どころでも電子楽譜を使うようになってきた。害があるに決まっているのだが?
空気、食べ物、音楽への環境はトータルでは別な話だが部分ではへんなことになっていってるのは事実だ。
Kさんからの試聴感想です。
年末から年始にかけてアナログアキュライザーを50数年前のラックスのプリメインアンプとボザークで6帖の部屋で音楽三昧の日々でした。You Tubeでカールベーム、ウイーンフィルの日本公演、ラファエルクーベリック、チェコフィルの日本公演、朝比奈隆、大阪フィルでベートーヴェン、エレーヌグリーモでブラームスのピアノ協奏曲等々。CDではアンドレクリュタンス、ベルリンフィルでベートーヴェン、コリンディヴィス、ボストンでシベリウス、クルトザンデルリング、ベルリン交響楽団でブラームス。クラウステンシュテットでマーラー。チェリビダッケ、ミュンヘンフィルでブルックナー等を聞きましたが、こんなに胸が熱くなるのは初めての経験です。
アナログアキュライザーを購入された皆様全員が素晴らしい感性の言葉で絶賛されています。私の感想のすべてを皆様が代弁していただいています。
以前から秋葉さんはオーデイオ界のエジソンだと思っていましたが、その気持ちが決定的になりました。私は今年73才になりますが今後の音楽人生はこの装置で楽しみます。
本当にありがとうございました。
2020・1・5
2020.1.4
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
新年早々にSさんからアナアキュの試聴感想が届いたのでご紹介します。皆さんそろって今回のアナアキュはこれまでのデジタル系アキュライザーとは別格?今までになかった効果だとおっしゃっておられます。うれしいことですが意識して別格を創ろうとしたのではなくて自分の思う音を出したいと、それだけで開発を進めたので、その結果を認めて頂けたということにただ感謝するしか有りません。今年ももっと頑張ります。
Sさんからの試聴感想です。
新年あけましておめでとうございます
アナログアキュライザーを使わせていただきました
アクセサリーの類はトランスやフィルターのようにノイズを減らしてくれるもの、クロックのようにピントを合わせてくれるものの大きく分けて二通りと思っていました
ここで、これまで使わせていただいている製品を大まかにまとめますと
RCAにせよ、XLRにせよリベラメンテシリーズは響きを豊かにしてくれました
クロックのGPS-777を入れると、シャキッとピントが合う感じになります。輪郭にシャープネスをかけるのとは異なり、絞り込んでピントが合ったようになります。
デジタルアキュライザーが中に入ると、普通のレンズで撮影した写真とツァイスのレンズで撮影した写真との違いのように、レンズ自体の光が抑えられて、被写体の色彩や存在感が増すような感じになりました。USBアキュライザーは同じ傾向で、響きがより一層美しくなりました。
アナログアキュライザーは、スピーカーから空気が噴き出してくるような感じです。
その現場の空気です。
何の気なしにYouTubeで弓道の全国大会の映像を見ました。
デスクトップの小さなスピーカーではありますが、小さいスピーカーから、ふわーっと現場の空気が噴き出してくるようになります。射場の空気が出てきます。弦音(矢を放つときの音)が生々しく聞こえます。離れの巧拙や会の働かせ方がよくわかります。
手応えを得て、メイン(YAMAHA-1000M←しなの音蔵300B←しなの音蔵フェーダー←しなの音蔵プリ←RCAリベラメンテ←(ここ)←DAC-1←デジタルリベラメンテ経由のUSB-201などなど)で使用してみました。
やはり、1000Mから空気が噴き出してくるような感じになります。噴き出す空気の量は、スピーカーの大きさに比例するような印象です(あくまで個人の印象です)
スピーカーの真ん中にシャキッと音像が定位していたことを良しとしておりましたが
ふわーっとスピーカーから空気が噴き出してきて、現場の空気ごと音が充満するような感じになります。これはどこかで聞いた音と思い起こすと、先輩の家で、音の良いアナログレコードを聴かせていただいた時の音でした。まだそこには至っていませんが、かなり近いです。
どうしてこうなるのか不思議です。このたびも。
この環境でアナログをかけたときにどのように変化するのか、同じアキュライザーをかませたのなら、デジタルよりアナログが良いのか、それはまだ試してはいません。しかしながら、好きな音楽(あるいは音、映像)を、より幸せな気持ちで受け止めることができるということは幸せなことだと思っております。
今回も手間のかかった良いものを世に出していただいていただきましてありがとうございました。わたしの行きつけの地元のラーメン屋さん、場所も不便でいわゆる行列のできる店、ではありませんが、知る人ぞ知るの一杯を提供してくれます。何回か、レシピを教えてほしい、とか、全国展開しようという話があったそうです。「レシピはいくらでもどうぞ」で教えるそうです。しかし、同じようにできないのだそうです。骨を砕かずに入れる、とか、一日かけてずっとスープの火加減を見る、とか、季節によって微妙にスープの濃さを調節するとか、どうやったらいいかはわかる、しかし、手間がかかる..ひたすら手間がかかる..「だから誰もまねしてくれない」と言って笑っていました。
他にも待っている人が居る中、早々にお送りいただきましてありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2019.12.31
インフラノイズのオーディオ製品を以前からずっと愛用くださり、巧みな表現で毎回試聴感想をくださるAquiraxさんですが今回AACU-1000の感想をJimmy Jazzさんの掲示板に12月20日から21日に書いてくださいました。この方は音楽の感じ方を文章に表現することの達人です。感じたことを言葉にして伝えるということはとても難しいことなのですが、この方いつもスイスイと筆を運ばれるのに驚きます。早速2日間の書き込みを一つにしてこちらに掲載して良いかとお尋ねしたところ、わざわざまとめて送ってくださいました。有難うございます、早速掲載させて頂きます。
2019.12.20---12.21 JJ掲示板掲載分。
新たな驚きをもたらす製品の完成、おめでとうございます!
以下、及ばずながら、私のアナログアキュライザー試聴記です。
アナログアキュライザー(以下アナアキュ)を迎えるにあたって予定していた通り、常用しているパソコンのUSB-101の出力に入れてYouTubeを視聴しはじめました。
ですが、思うところあって(何を思ったかは、またあとで)、早々にメインシステムのDACの出力の方につなぎなおしました。
そして、居住まいを正し、しっかりと音楽を聴こうと構える時の音量でCDを流しました。
機器に新しいものを入れた時に確認のためにかける数枚のCDから聞き始めましたが、
初めは「ん?いつもと同じか?」という感じ。
でも、聴き続けるうちに「やっぱり、これまでと全然違う!!」となってくるわけです・・・・・
ふと、大昔にケーブルを替えては「激変だぁあああ!!!」と騒いでいた時の”化ける前の感覚”を思い出しました。
当時はただ音が変わればいいという程度の期待で聴いていたので、今とはまるで聴き方は違うのですが。
アナアキュが入ったことによる変化に、システムとスピーカ、その周りの空気の動き、自分の耳の鼓膜の動き、そして、何よりも自分の認識が追いついていないところからスタートしました。
実際に聴くまでは、「良いものに違いない」と確信しながら、「もう驚かないぞ」とも思っていたことを告白しておきます。
ところが、耳が慣れてきたら、これまでにない感覚で音が、音楽が聴こえてくる、という新たなゾーンに突入していて・・・・
何が起こっているのか?
私にとってわかりやすかったのは、ベースラインを追ってみることでした。
これまでにない明瞭度、しっかりした音程感でベースが鳴ってるので、音楽の景色が一変しています。
さらに、ハーモニーが実に耳当たりよく響いていて、その響きの質がこれまでとまるで違って聴こえる。
そのせいか、楽器の音色まで違ったかのように感じられます。
いわゆる分解能とハーモニーの一体感とが両立している、と言うか・・・・
楽器の実体感と羽衣のような音の浮遊感とが両立している、と言うか・・・・
どう表現するかはともかく、聴いていて何ともここち良い!
音楽表現をよりダイナミックに聴かせながらも、音のたたずまいが端正で乱れを感じさせない。
何を聞いても、前よりも格段に良くなっていて、悪くなった要素は皆無です。
しかし・・・・
これはアナログアキュライザーの極めて優れた点だと思うのですが、
録音状態や演奏の出来を正直に伝えてくる力もまた強力です。
つまり、録音がちょっと不自然だ、とか、演奏が少しおざなりだ、のような"難"があれば、それらもまた、ハッキリと聴かせてくるところがあります。
再生音としては聴きやすくなっているし、決して難点を強調してくるわけではないんですが、
様々な要素の良否をシビアに判断できるレベルの再生をしてきます。
JimmyJazzのMasterが「とことん良い録音で鮮度の良いソースを」と仰るのもよく判ります。
モニターサウンドという言葉があって、オーディオ的には、冷徹なほど正確な??再生音がイメージされていましたが、
アナログアキュライザーで得られる再生音は、これまでのインフラノイズ社製品にも増して「正直」に音楽的要素を表現した、正しい意味でモニター的なものだと思います。
アナログ録音・再生時代のソースで、デジタルマスタリングされたCDがうまく鳴らない、
ということは時々ここにも書いてきたんですが、
アナログアキュライザーによって鳴るんじゃないかという期待がありました。
これはもう、あっけなく鳴ってくれました。
少なくともデジタルの白々しい感じの再生音ではなくなって、生気にあふれた、アナログと遜色ないイメージで聴けました。
レコード音源をデジタル化したものも得意ではなかったんですが、これも、レコードを聴いていると思えるほどの音で鳴ってくれました。
ここまでピタッと期待通りの音が鳴ると、笑ってしまうというか・・・・実は、懐かしさで涙が出そうになる音源があったりもして・・・・
デジタル再生の利便性を選んでおきながら、未だレコードからの再生音が忘れられない者にとって、アナログアキュライザーは、待ち続けていて今ついに現れた決定的な救世主です。
懐かしさにとどまらず、アナログ、デジタル、それぞれが苦手だったベースなどの低音楽器の再生も楽々とクリアー。
アナアキュ最高!!
さて、なぜ私は最初パソコンにつないだアナアキュをYuoTubeでの視聴を中断してまでメインシステムにつなぎなおしたのか?
しばらくそのまま聴いていればいいのに、と思われた方も多かったでしょうが・・・・
要は、がまんできなかったわけです。
少しでも良い条件で音を聴きたいというオーディオ的欲求を抑えられなくなりました。
言い換えれば・・・・
音楽的欲求を満たせる音であるほど、それをもっともっと深く聴き込みたい、音からくる快感も含めて味わい尽くしたい、という思いに駆られました。
アナログアキュライザーは、これで打ち止めという決定打であるとともに・・・・
本来のあるべきオーディオ熱を新たに呼び覚ますという意味でも決定打となる製品なんじゃないでしょうか?
オーディオ誌は、秋葉社長に頼み込んででも製品レビューを書かせてもらうべきかもしれませんね。
2019.12.31
Aさんは生音を再現したいというテーマをお持ちである。私は生音を再現したいとは思っていない、でも生演奏のような感動を再現したいと思って製品開発をしている。言葉の表現が違うだけで同じものを追いかけているのだろうか?今のところ判断できないがAさんが私の創るオーディオ製品を評価して頂いているということは部分的一致もあるかも知れない。Aさんは分割振動から解放された分割振動を起こさない世界にわずかしか無い貴重なスピーカーシステムをお使いである。だから私の求めている再生音と同じものを求めておられる可能性は強い。しかしである。偏屈な私は今のところ否定的である。手がけているスピーカー!Well Tempered Speakerは分割振動を無くすことは目的としてはいないから。分割振動を否定したらヴァイオリンは存在しない、楽器には分割振動は不可欠だ。ここで浮かぶ考え、楽器とスピーカーは違うものだ。これに反論するとなると楽器とスピーカーは似たものではあるが、同じものではいけない。Well Temperedとは上手に分割振動をコントロールすることだと理解して欲しい。バッハのウエルテンパードクラヴィアとは等分平均律のことでは無くて、上手に調律されたという意味、不等分平均律を意味しているらしい。そうなると私は不等分平均律のスピーカーを創ろうとしているのかも知れない。これは画に描いた餅である。来年はまだ食べられそうにない。
ピアノの話だが自宅のヤマハアプライトはベルグマイスターに調律してから半年以上になるかな。自分的には今弾いているショパンだけの話かも知れないが、凄く満足している。欲しい欲しいと夢見てたベヒシュタインのことは忘れてしまった。これは私のピアノの先生がベヒシュタインのグランドを入れられたことで月に最低2回はベヒシュタインを弾いている凄いことになったからだろう。それで自分のヤマハであるが、5つくらいのキーのユニゾンが狂っているので3カ月ぶりにユニゾンを合わせた。そしてびっくり!いくつかのキーを合わせなおしてだけで全体の音質がとても良くなった、まったく予測してないことだったが家内もすぐ解ったらしい。こりゃ分割振動を考慮していない振動板は狂ったピアノ以上に問題があることになるではないか?重大な問題ですよ。
前置きを書き出したら、大晦日のせいか長くなりすぎました、すみません。Aさんからの試聴感想をご紹介します。
画像はhttps://oshiete1.nifty.comからお借りしました。
[アナログアキュライザー AACU-1000 の感想]
私はオーディオマニアではありません。
私の目指す音は「生音再生」、それは極自然な音です。
使用している機器もハイエンドオーディオというものではありません。
アナログアキュライザー発売のニュースを拝見しましたが、最近出費が重なったことと、
現在でも下記の使用で十分に良い音だと自分を納得させて購入は先送りと決めていました。
PCにはアリエナイザークラシック、USB-201にはUSBアキュ、DAC-1にはデジアキュ。
がしかし、秋葉社長の自信にあふれたコメント、試作品を試聴された方の感想を拝見しましたら、これは購入するしかないと思い購入しました。
注文殺到で年内は無理かなと思っていましたが、思ったより早く届きました。
早速接続して聴きましたが、第一印象は想像していた以上の音でびっくり。
PCでの音楽で、結構アナログ的な良い音で聴いていましたが、
何となくデジタル再生特有の音(とがった、きついと感じる音。良い音だけど音と音の繋がりが良くない、スーと消える感じがしない等)が気になっていました。
アナログアキュライザーを接続して出てきた音は、不満な点がほぼ解消したようです。
1つ1つの音はより鮮明に、ボーカルは綺麗に艶もありうっとりするものでした。
クラシックの弦楽器の音、響きは凄いですね。妻もびっくりしていました。
私の目標としています「生音再生」に近づいたと思います。
コンサートホール、ライブ会場で聴いているような感じになりました。
主にPCで聴いていますが、CDPでも聴いてみました。
凄く良い音、1つ1つの音は以前よりしっかりしながら柔らかな音で、とても心地の良い音楽が聴けました。
PCよりもCDPの方が音の変化が大きいと感じています。
私はアイソレーションレギュレーターを使用しています。
最初はDAC-1のアナログ出力に接続しましたが、アイソレーション類との併用は避けた方がよいとのことで、
スルーして聴いてみましたがスッキリした音になるけれど艶がなく何となく痩せた感じで好みの音ではありませんでした。
注意書きにアイソレーション類を使用する場合は下流の機器に使用するとありましたので、パワーアンプの入力部に接続しました。
DAC-1に接続した場合と比べると、籠った感じがなく更に良い音なりました。
接続する場所でかなり変化するようです。
どこに接続するのがベストなのか、しばらく試して決めたいと思います。
まだ聴き始めたばかりですが、アナログアキュライザーは凄いですね。
思い切って購入して大正解でした。毎日音楽が楽しいです。
良い製品をありがとうございました。
またよろしくお願い致します。
2019.12.30
Mさんは音楽家である。この方がノーと言ったらもうどうしようもなく怖い存在である。その位恐ろしい耳と感性をお持ちなので新製品の評価を下さるまでの時間が苦しい。音に対する自信なんて自分が良いと思っていても第三者評価はクールである。生きている間に売れない画家はもっと辛い思いをしたのだろうな。しかし今はネットの時代、昔より早く答えが出る。しかし間違った評価も多い。
Mさんが年が変わるまでと忙しい中送ってくださった試聴感想を紹介します。
(画像はPet Pediaさんからお借りしました。)
鶴首して待っていたアナログアキュライザーが、多分最初に申し込んだグループの分として、少し前に送られて参りました。
これまで、既に届いて試された方々の感想が、ブログなどで驚きを以て紹介されていますが、実は友人のWさんと私は、秋葉社長から、今年の8月に試作品を最初に聴かせて戴く栄に浴しておりましたので、その素晴らしさは十分知っておりました。
試作品を聴かせて戴いた日、秋葉社長が持って帰るためにアナログアキュライザーを外された時、音楽が急に萎んで平板になってしまい、Wさんも私も酷く落胆したものでした。
今回届いた製品版も、その効果は絶大で、外すと音楽が一遍に詰まらなくなってしまいます。
秋葉社長から感想文を送るように言われてはいたものの、外した状態の詰まらない音を聞きたくないばかりに、アナログアキュライザーを付けたり外したりして比較する気が起こりません。それはWさんも同じことで、届いた後、彼とは度々コンサートなどで顔を合わせていたので、「年末年始の休みの間に一緒に比較試聴して感想文を書くことにしよう」と相談しました。
それで、今日彼の家へ行って、改めてアナログアキュライザーの有り無しの比較試聴をしたのでした。
このアナログアキュライザーの効用は、音源に収録されている音楽そのものを抉り出して提示してくれる、と言うに尽きるでしょうか。
実は、この効用は、アナログアキュライザーだけではなくて、インフラノイズ社の他の製品にも共通するものと感じます。デジタルアキュライザーもUSBアキュライザーもそうでした。
しかし、アナログアキュライザーは、特にその効用が強大です。
オーディオ的に表現すれば、「それまで聞こえなかった音や響きが聞こえるようになる」、「定位が明確になる」、「情報量が格段に多くなる」ということになりましょう。
しかしそれは、森を見ずして木だけを見ているような物足りない表現です。
「今まで以上に音楽が聞こえるようになる」というのが正鵠を得ているのではないでしょうか。
演奏家が、どのような気持ち或いは意図で、その曲を演奏しているのかが、手に取るように伝わって来ます。
ルービンシュタインが、心からショパンを慈しんで弾いている様子や、テューリックが、敬虔な面持ちでバッハを弾いている姿が髣髴とします。
レニングラードフィルの団員が、如何にムラヴィンスキーを尊敬し、信頼して演奏しているかも伝わって来ます。
それはコンサートホールで、演奏家の真摯な演奏を聴く時の感覚です。生の素晴らしい演奏を聴くと、心臓がドキドキしたり、身体がフワフワ宙に浮くような感覚に囚われたりすることがあります。アナログアキュライザーを通して聴くと、そう云う感覚を喚び起こす音源があります。
雰囲気や演奏家の気持ちが、アナログアキュライザーによって抉り出されて来ます。アナログアキュライザーを外すと、音楽が平板になり、「オーディオの音」になってしまいます。
かなり主観的な表現に終始してしまいましたが、そのように主観的に評価せざるを得ない部分にこそアナログアキュライザーの真骨頂があります。正に「音楽を聴くために不可欠な道具」で、音楽愛好家の方には、アナログアキュライザーを通した音を是非体験戴きたいと強く思います。
音楽よりもオーディオが主たる目的の方には、決して強くはお勧めしません。そういう方は、オーディオアクセサリーの一つとして試されれば良いでしょう。
しかし、真に音楽を愛する人には、私の主観的な評価が受け容れられるであろうと思っております。
2019.12.28
Gさんからの試聴感想です。やはり生音を感じて頂いているようでうれしいです。製作者としては生音を意識して出そうとしていません。しかし聴いていただいて生音を感じて頂けるのは有難いことです。20代の頃にあったオーディオの疑問、生音と比較していきながらオーディオ製品を開発する手法。何か科学的でまっとうな手段のように思われますが本当にそうなのでしょうか?日本人の著名なヴァイオリニストをスタジオに読んで、名器を弾かせ生録、すぐに再生。生音と開発中のスピーカーからの再生音をを比較して出音を調整して行く。このようにして開発されたかっての日本製スピーカーが世界的なリファレンスになったとは思えません。ユーザーの評価もどうだったのでしょうか?確か米国製のARもこの手法を宣伝に使ってたかな?記憶違いかも知れませんがその日本製以外にいくつかあったと思います。確かに生演奏と比べて似ても似つかぬさ再生音では問題かも知れませんが、音で無く見る芸術、有名な絵画ともとの映像を比べて値打ちを決めたり、画家がまるで写真機のように絵を描こうとするのでしょうか?おまけに写真家だって元の映像を再現しようとしている人はいるのでしょうか?オーディオ機器はカメラなどの映像機器では無いのです。生音そっくりな再生音と生音そっくりな演奏を再生することは全く別なのです。理想的には両者が一致する現象も起こる可能性は有ります。音楽再生は料理と同じです、食べる側が感じて美味しい、まずいを判断する、機械が測定するのでは有りません。
上記に書いたことは私の現在の考えですので、もっと経験をつんだら来年には少しは変わるかも知れません。あの日本のオーディメーカーがヴァイオリニストでもティボーやヌヴーをスタジオに呼んで、使用する機器もウエスタンやスチューダーを採用していたら凄いスピーカーが出来ていたかも知れません。まあ不可能なことなのでこれまた夢の話ですね。
(http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/68214/2より写真をお借りしました。)
Gさんからの試聴感想をご紹介します。
G様試聴感想
アナログアキュライザーについて
待ちに待って届いたアナログアキュライザーをさっそく接続しました。いろいろ試してみましたが、こちらの環境ではDAC直後が良いようでした。
インフラノイズ ノイズのケーブル関連の製品は、かなりの種類を使用しております。インフラノイズの製品は、どの製品も音の輪郭を強調せず、歪み感が減少しハーモニーが豊かになり耳当たりがやさしくなる傾向、ひと言で言うと自然になる方向にあったように感じていました。アナログアキュライザーは一聴すると、その逆なように感じます。当初メリハリが出て耳当たりがキツくなったように感じました。元気な音になったように感じたのです。しかし、しばらく聞き込んでいくうちに印象が変わってきました。
このアナログアキュライザーの真価がやっとわかりました。音の輪郭を強調しているわけではないのにそれぞれの音の形が見えるのです。これは凄いことです。他社のケーブルなどで、輪郭を強調して解像度高くメリハリをつけて力強く聞かせるものもありましたが、これらをシステムに入れると、ハーモニーがなくなり、音楽に浸れなくなってしまいました。アナログアキュライザーは輪郭を強調しているわけではないのでしょう。しっかりと音の像が明確になり力強さも増すのに、ハーモニーに浸ることができるのです。
それにしても、今回のアナログアキュライザーは今までのインフラノイズ製品の中でもかなり音の改善効果が強いです。ゆっくりと音楽をきいておりますこさと、本当にこれでアガリでもよさそうです。
2019.12.26
この内容はTさんから頂いたアナログアキュライザーの試聴感想で一番最初に掲載させて頂いたものです。
なぜかその後何度か内容をこのブログから消失したので再掲載します。
Tさんからの試聴感想
アナログアキュライザーについて
参りました。これまでも新製品が発売される度に驚かされてきましたが、今回はこれまでにない格別なもので度肝を抜かれました。
リベラメンテやアキュライザーの数々の製品を入れ、「もうこれで十分、一生これで構わない」とあれほど満足しきっていた昨日までの再生がアナログアキュライザーの音を聴いた後では何とも平板なものに思われ、その落差にとても驚いています。
音の一粒、一粒にその質感や感触などが官能的な実体感を持って感じられ、これまで何の変哲も無い単音としか思っていなかった音が如何に多彩な表情を帯びているのかが手に取るように分かります。
そして、その一つ一つの音が連なって生み出されるリズムや旋律の空間的、時間的な配置や関係がきわめて自然な見通しの中に再現され、奏者のやり取りの事細かな機微などもあたかも行間を読むように感じられるなど、演奏している現場に自分が溶け込んだような感覚になります。
上手く説明はできませんが、音のバーチャルリアリティとでも言えば良いのでしょうか、聴けば誰でも分かると思います。
アナログアキュライザーは、リベラメンテシリーズから始まった一連の製品の集大成であり、その意味で画竜点睛の品と言えるのではないでしょうか。
使用状況による差異もありますので、当方の状況などを補足させていただきます。
・CDメインで、時々、ユーチューブを聴いております。
CDは44.1k 16bitのままで加工はしていません。
・ケーブル類は全てリベラメンテ、アキュライザーシリーズを使用しております。
・アナログ接続部分はDACとプリ、プリとメインの間の2カ所だけです。
いずれもバランス接続ですので、アナログアキュライザーをDACのRCA出力に接続し、変換コネクターを使用してプリのXLR入力へ繋げています。
変換コネクターを使用していますので性能が十全に発揮されているとは言えませんし、ジミージャズのマスターも述べておられたようにこの製品の効果は「ソースの鮮度が良いほど音が強烈に良い」と思われますので、レコードなどの上質なアナログ音源を使用された場合など、あるいはカートリッジ出力やMCトランスに接続した場合などは更に高い効果が得られるものと推察しております。
最後になりましたが、このような破格の製品を開発していただいた秋葉社長様に心から感謝を申し上げます。
後日追記:
自分がつまらないと感じていた盤や好みでは無いと思っていた曲が、実はそうでは無く、最初からアナログアキュライザーの音で聴いていたら愛聴盤になっていたかもしれないとさえ思えるようなものが続々と出てきました。
これは大変な驚きで、これはとんでも無い事になったと、死蔵していたようなものばかりを次々と聴き漁ってはため息をつき、改めて再生が音楽の嗜好に与える影響の大きさを実感させられました。
アナログアキュライザーはリベラメンテシリーズやアキュライザーシリーズなどのこれまでの製品を一纏めにしてレベルアップさせるような働きすらあるように感じています。
各製品をオーケストラの奏者に例えると、これまでは個々の演奏技術が向上してきたのが、アナログアキュライザーと言う名指揮者が登場して全体を取りまとめ、個々の技量向上だけでは到達できないレベルに全体が引き上げられたと言うようなイメージです。
私の勝手な思い込みではありますが、そうとでも考えないと説明がつかないと思える程に、質、量ともに大きな変化なのです。
長くなってしまいました。乱筆乱文失お許し下さい。
2019.12.26
Aさんの装置は超ハイエンドオーディオと言えるが、不思議なことにオーディオショーでデモされているような音では無い。以前お邪魔した時に聴かせていただいた時にはそう感じた。再生音は装置では無くて鳴らし方によるが聴かれる音楽によるエージング?もあるのだろう。アナアキュもハイエンド装置にも問題無いみたいで安心した。いくら音楽が鳴ると言ってもトランスみたいに狭帯域感があったりしてはハイエンド装置にはなじめないだろうから。
音楽を損なわない、バランス用のプラグとしては既にリベラメンテケーブルに採用しているXLRプラグが音質的には世界中のスタジオで使用されているので問題無いはずだがアナアキュは大変なことに、このプラグでも音質が問題となる。頭が痛いが加工して使うしか方法がなさそうだ。非金属のボディが欲しいが新たに製作するのは無理がある。まあ来年からテストを始めることにしよう。
A様試聴感想
魅力的な新商品をありがとうございます。
アナログアキュライザーは到着していたのですが、現在、我が家では全てバランスケーブルで接続しており、そのほうが力強く安定感があるようで、変更を躊躇していました。ところが本日JimmyJazzさんで聞かせていただき、急遽セットいたしました。以下、取り敢えずの感想を送らせていただきます。
装着はP-0s-D70とプリアンプML32Lの間のDAC側にしました。ケーブルはリベラメンテに統一しているのですが、RCAは手元にベルデンしかなかったので、それを使用しました。まず、気が付いたのは、音場が従来より広く感じたことです。10畳間でアバロンならこんな程度かと、それなりに満足していたのですが、装着後は左右上下に2、3割広がったように感じました。それから、音がグッと近づいたようで、ドギマギして動悸が早くなりました。楽器の間隔も広がったようです。低音は量が増えたというよりはクッキリしてきたように感じます。バイオリンの胴鳴りもリアル感を高めてます。従来路線から、更に音場の面での改善が大きく加わった印象です。バランスケーブルでの接続をRCAに変更は億劫なのでバランス対応を是非お願いいたします。
2019.11.28
お待たせしておりましたアナログアキュライザーは12月から発売の予定です。予告しておりましたように申し訳有りませんが納期の点で大変ご迷惑をおかけすることになりそうです。出来るだけの努力はしますが、完全な一台、一台の手作りの製品であること、製作者の高齢化による仕事の制限が重なった結果であることであることをご理解いただけるようお願いするしか有りません。申し訳有りません。
アナログアキュライザー AACU-1000
デジタルアクセサリーとしては初めてのディレイライン整音による音質向上を可能としたデジタルアキュライザー DACU-500 及び USBアキュライザー UACU-700は音楽愛好家には無くてはならないものとなりました。アナログと音質比較する必要が感じられないくらいのデジタル再生をオーディオ史上初めて可能としたのですが、デジタルでこれほどの向上があるのならアナログでも同様の方法で音質改善を得られないのだろうか?デジタル再生には見向きもしない究極のアナログマニアがあえてカートリッジラインに挿入するアキュライザー、あるいはデジタルでアナログに迫る再生を楽しんでおられる方がアナログ出力に加えるアキュライザーが出来ないのか?完全なアナログラインでも量は少ないがデジタルノイズが紛れ込んでいるのは周知の事実です。可能としてもデジタルの場合よりも部品、線材、絶縁材による音質劣化はかなりなものとなります。個々の部品の形、重量が倍音の忠実度に関係しているため、0.1mm単位の精度で用意した部材で10台を組み立てても10台全て音が違う結果となります。製品にするには部材の組み合わせの相性を音で確かめながら一台のセットを仕上げるという、まるで楽器造りのような作業が必要になりました。
試作段階の結果は予想以上の素晴らしい効果が有り、アナログオーディオ及びデジタルオーディオのどちらにも驚異的な音質向上をもたらしました。超ハイエンドオーディオでの使用はもちろん、ごく普通のプリメインアンプを中心とした低コストシステムでも顕著な効果が有ります。こっそりとアナログアキュライザーを内蔵させたプリメインアンプを用意すれば、マランツ7やウエスタン等の業務用アンプと対等以上の結果を得られるマジックとなるでしょう。逆にパソコンオーディオでのYoutubeで代表される圧縮音源でも非圧縮と間違えるくらいの改善効果がありますので、オーディオ重視でない音楽愛好家にもとてつもないプレゼントとなることでしょう。
デジタルオーディオ、アナログオーディオの区別無く使える音質改善アクセサリーがAACU-1000です。純粋なヴィンテージクラスのアナログシステムにも残念ながらデジタルオーディオと同様のノイズがアナログラインに混入するし、電源から入り込みラインまで侵入するノイズも無視出来ません。デジタルオーディオではアナログラインに使用すればピュアアナログシステムにひけを取らない音楽再生を可能となり、アナログオーディオではより純粋な再生を可能とします。アナログオーディオとデジタルオーディオが歩み寄り、優劣差が非常に少なくなるので比較の意味が無くなっていきます。
AACU-1000はアナログ信号に混入したノイズの時間軸と位相のズレを補正整合させるディレイラインです。わずかの遅延ですので周波数特性劣化や位相変化は有りません。トランスやアンプのように周波数特性を劣化させる要素が無いだけでなく、アナログ信号への色付けも有りません。アナログ信号を変形すること無く混じり込んだノイズ成分だけを無害にするだけです。アナログアキュライザーの無い状態ではこのわずかなノイズ成分は高次倍音を変化させるので、元の演奏には存在しない倍音を知らぬ間に付け加えていることになります。例えばハイエンドシステムでウイーンフィルの素晴らしい弦の音がまるで一般オーケストラのそれに聞こえてしまうのは信号が変形するのでは無く、ノイズ成分のいたずらだとお考えください。今まではこの有害なノイズ成分を減らす方法としてLCやトランスで高域をカットする方法で大きな効果が有りました。しかし通常のLCやトランスでは固有の音色が害になるので、高価なヴィンテージ品を使うことで高域の減衰を目立たたなくしてきました。アナログ信号の高域の劣化については打つ手は無くヴィンテージオーディオにはどうしても狭帯域感が残ったのです。アナログラインのRCA入力端子やRCA出力端子に接続するだけでドラマチックな音楽表現力が生まれます。クラシック、ジャズなど音楽ジャンルを超えての改善、グルーブ感、音の鮮度、音の力、リズム、スイング、アンサンブル、劇的に上がった音楽的改善に驚かれるのは間違いないでしょう。RCAプラグのオス、メス側は接続の都合でお選びください。基本的にはAACU-1000には入力側と出力側の指定は有りません。アナログステレオでの右chと左chの選択ですが通常はAACU-1000のマーキング、PASSシールのある側を右chにお選びください。アナログラインの全てに使用が可能ですが、低レベルのMCカートリッジの出力にご使用時は接続時ループに注意しないとハムが出る可能性が有ります。通常レベルのラインでの信号レベル変化やS/Nの劣化は有りません。
デジタル再生の場合、基本的にはデジタル信号をアナログ信号に変換直後、すなわちD/Aコンバ-ターからのL/Rアナログ出力端子に接続しますが、プリメインアンプの入力、プリアンプの出力側端子あるいはメインアンプの入力側端子に接続する場合、ヒアリングにより最適の場所を決定してください。システム、機器、音楽のジャンルにより異なりますのでヒアリング以外の方法は有りません。
アナログ再生の場合も同じく、上流(カートリッジ出力)に接続するか、下流(メインアンプ入力)に接続するかはシステム、機器、音楽により決定されます。MCステップアンプトランスなどのトランスに接続される場合はトランスの出力端子か入力端子に接続するかはヒアリングで決定してください。通常の考え方ではアナログ、デジタルシステムの両方をお使いの場合にはメインアンプ入力に接続すれば一か所でアナログ、デジタル再生両方に効果があるわけですが、それがベストであるとは限りません。本機においては推薦の使用方法があるわけで無く100%使用者側の感覚的判断で適切な使用箇所を決定します。
オーディオ用のノイズフィルターやアイソレーター、トランスなどの音質改善アクセサリーとの併用は出来るだけお避けください。どうしても使いたい場合は周波数レンジ、ホール感、雰囲気とかでの判断は後回しにして、楽器の音色、奏者の演奏的特徴、リズム感覚、グルーブ感などの音楽的要素が損なわれないかに注意してヒアリングし、併用の是非の判断をお願いします。併用の場合は必ずAACU-1000は機器の下流に接続してください。設置方法ですが板や台の上に置くことも、ぶら下がった状態でも問題は有りません。オーディオの常識としてインシュレーター使用が有りますがAACU-1000は外部振動の影響を十分考慮されておりますので、インシュレーターの上に置くことは推奨しません。理由はインシュレーターの殆どが音色を付け加えることによる改善効果を狙ったものですのでインシュレーター固有の音色がAACU-1000の性能を損ねることになるからです。インフラノイズ製品のインシュレーター、ボード類でも使用の場合は申し訳有りませんが、必ずヒアリングにて確かめてから採用くださることをお願いします。
AACU-1000を録音で利用する場合、マスタリング時のアナログライン、SPレコード復刻のアナログライン等に使用することで1ランク上のマスターが制作可能です。AACU-1000の複数使用例ではカートリッジ出力後にAACU-1000を使用して、さらにメインアンプ入力端子にAACU-1000を追加する場合にはアナログラインに直列にアナログアキュライザーを接続することになりますが、音質上は問題は有りません。AACU-10002台使用で2つのAACU-1000の間に機器を介して直列になる場合は問題有りませんが、AACU-10002台を直接に繋ぐ直列使用は推薦出来ません。オーディオ機器の組み合わせ、音楽のジャンル、様々の要因によりAACU-1000の単体使用が音楽的に良い場合も有りますので必ずヒアリングにて是非をご確認ください。装置の完成度が高いほどこのようなことも起こります。素晴らしいシェフの快心の料理に後から、さらに上質の材料を加えても良くならないのと同じです。ダブル、トリプルでの使用は害があるという意味では有りませんので慎重なヒアリングにて答えを出されることをお奨めします。ただし薬の量が過ぎると毒になるというような変化では有りませんのでご心配は要りません、システムの完成度とバランスにかかわる現象です。
[規格]
● 内容 左右2ch用 1個入り
● 外形寸法 40mm X 180mm
● 重量 60g
●構造 振動吸収体、整音ボビン&コイル、整音フェノールプラグボディ
天然繊維ベルベット外被、純毛ケーブルシースRCAプラグ X 2
RCAジャック X 2 (入力、出力側方向指定無し)
●価格 39,500円(税別)
2019.10.1
アナログアキュライザーについてのお知らせ:
量産のための材料の確保がかなり難しかったがなんとか目処が立ちました。もう一つの難題は歩留まりと整音です。手作りであるのはこれまでと全く同じですがデジタルと比べアナログは最終工程の音合わせがどうしても必要なのです。デジタルより遥かに楽器に近い性質なので整音という作業無しでは場合によっては害にもなるのです。こういう訳でアナログアキュライザーは一台完成させるのにとても時間がかかり、どう考えても今までのようなペースでは製造出来ません。会社規模と関わる問題だけとは言えない超個人的な手作業がその正体といえます。それなら量産のきかない高額な製品としてしまうという案もあるのですが、インフラノイズ製品を愛してくださるお客さんを考えるとそれは自殺行為です。考えることに疲れた訳ではないがなんとか答えを出しました。高額製品にはしないで、今まで以上に納期の点でご迷惑をおかけすることを選択しました。ジミージャズさんのご厚意で行ってきた新製品発売記念のキャンペーンも今回は現実的に不可能でしょう。アキュライザー以外の製品を製造しながら整音作業をするというのは無理があるのです。間も無く販売開始は出来るであろうが、これまで以上にお待たせすることをご理解いただくしか方法が有りません。大変申し訳の無いことです。心からお詫びいたします。
2019.9.12
ParisのGingerさん、年に一度帰国されて必ずインフラノイズ製品を購入してパリから試聴感想を送って頂きます。ありがとうございます。Gingerさんも画にかいた餅を信じて頂いておられるようです。ありがたいことです。
(少しの違いが大きな違い)
年に1度の日本出張に合わせて、インフラノイズ製品を購入するのが楽しみの一つ。
この夏導入したのはUSBアキュライザーだ。
デジアキュは昨年導入済みで、DACのSPDIF入力に入れている。
製品を追加する度に訪れる期待以上の自己記録に今回もワクワクしながら接続をした。
導入箇所は外部ストレージからの取り出しと、PCからUSB-201へ入る箇所の2ヶ所。
PCより上流への導入効果はケースバイケースのようだが、私のシステムではどちらも変化が見られた。
さて、この変化、どう表現したらよいのだろう。
まず、最初に浮かんだ言葉は「バランス」であったが、聴き込んでいくうちに、何かインフラノイズの目指して来たものに初めて触れたような気がした。USB-201から始まり、GPSクロック、各種リベラメンテとほぼ全ての商品を導入して来ていて、初めてというのも何だが、音楽の信号が極限のところで調整されている状況はこんな状況ではないかというのが今感じていることである。結局は電気信号なので、それが整えば、音楽の全ての要素が整うのは、当たり前と言えば当たり前である。
ただ、この当たり前の効果がすごい。目の前に広がる景色が全然違うのである。
楽器の素材感、音の分離、奥行き、広がり、奏者の意図、場の雰囲気、背景、ノリ、エネルギー数え上げたらきりがない。
同じプロでも一流の奏者と超一流の奏者の違いは、アマチュアとプロの差と比べたら少ないのだろうと思う。
ただ、その少ない差が聴くほうにはすごく大きいのである。そのわずかな差を埋めるために日々の研鑽に励んでいるのである。
USBアキュライザーはこの最後の少ない差(本来の信号との差)を埋めてくれたのではないかと思うのだ。
これだけだと分かりづらいので、具体的な例をあげると、
アコースティックの音もそうだがエレキギターのような電気系の音はその場にいなければ正しい音というのは分からないというのが理屈ではあるが、幻のロックの名盤である1973年大阪厚生年金でのBBAのライブ盤でのジェフ・ベックのギターは、根拠もなく本物の音、ノリ、雰囲気を出していると感じる。ここまでエレキの音が生々しく感じたのは初めてだ。すごくエネルギッシュで、引き込まれる。かっちょいいのです。
クラッシックでは、ムターのバイオリンの音が消えゆく様が極限までの繊細さを持って聴こえてくる。また、演奏への思い入れがひしひしと伝わって来て、涙腺が緩んだ。更に、どの曲を聴いていた時かは忘れてしまったのだが、シンフォニーを聴いていて、リアルに「怖い」と感じるような演奏にも出会えた。
例を挙げたらきりがない。
今回の導入の変化は、装置で測定すれば、その差は小さいかも知れない(大きい場合は、ゴメンナサイ、秋葉社長)が、受け手としては非常に大きく感じる。
よく職人は機械で測定出来ないほどの差を目で見て肌で感じることが出来るというが、職人でなくとも人間の感覚は機械の測定能力を超えていて、その差は感じられると思うが、そんな感覚と重ね合わせてしまう。
名手達の演奏にこれほどまでにぐっと引き込まれるのは初めてだ。
アナログ信号のところで更に調整の余地があるのであれば、それは極限的なものだろうが、聞き手には大きく感じられることは間違いないと確信出来る。私の場合、出会えるのは来年の夏になりそうだが、開発最終段階にあるアナアキュにも大いに期待したい。
2019.8.11
https://kakuyasu-eigo.com/fukusuibonni/から画像をお借りしました。
誇大妄想狂がインフラノイズのお客さんに甘えて書きまくったデジタルアキュライザー絶賛の自我自賛ブログ記事を読み直して危機を感じた。さてどうすれば良いか?真剣に考えた結果は第三者に検証してもらうしか無いということ、今は記事を削除しても元に戻らないネット時代なのだ。オーディオビジネスに関係無い?方に、オーディオマニアで無い?方、デジタルアキュライザーで初めてインフラノイズ製品を知られた方のお顔(この時点ではお顔は知らないのだが、お会いしても初めて会う方とは思えないまるでデジャブのようなお顔だった)を思い浮かべた。名古屋在住のMさん、Wさんのお二人とも音楽家でオーディオ界とは無関係。お二人ともまあ半端でない?オーディオ装置はお持ちではあるが決してオーディオマニアとは分類出来ないのだ。ご迷惑を考えること無く早速連絡を取ったらご快諾いただいた。そして翌日午後一番におしかけた。なんと初対面なのにピアニストの奥様がフランス料理を用意してくださっていた。その結果であるがすぐにご感想を頂けたのでここに紹介したい。自分勝手な言いたい放題をかばうために巻き込んでしまったという悪事?だったが、バチが当たるとは思えない、なぜなら世界中の音楽愛好者をどれだけ幸せにできるか解らないくらいの力を持つ製品を発売するという大きな目的があるので、もはや私だけのことでは無くなっているからだ。
Mさんからのメール。
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インフラノイズ社の秋葉社長が、アナログアキュライザーの試作品を持って、昨日、大阪から名古屋へ来て下さり、友人のWさんのお宅で聴かせて戴きました。
秋葉社長ご自身が自画自賛されているので、期待はしていました。
結論から申せば、期待通りの効果で、Wさん共々感嘆致しました。
私がインフラノイズ社の製品を最初に使ったのは、デジタルアキュライザーでした。
インターネット上で、その効果を絶賛している人が何人もおられ興味を惹かれていました。また、オーディオ・アクセサリーとしては比較的安価であったため、「この値段なら聴いてみよう」と購入しました(キャンペーンで、アリエナイザー ミニを貰えるのも魅力でした)。
デジタルアキュライザーの効果は絶大で、再生する音楽が、一言で言えば、より音楽的になりました。
具体的に言うと、余計な響きが払拭されて、本来の響きだけが残された感じでした。それにより音楽の骨格やニュアンスが、より明瞭になりました。オーディオ的に言えば、定位が明瞭になり、オーケストラの中のどこに奏者がいるか判るようになり、実在感が増しました。
その余りの素晴らしさに、音楽とオーディオの仲間に、デジタルアキュライザーの購入を勧めた結果、10人程が購入し、皆一様に感激したものです。
話が逸れ気味ですが、インフラノイズ社が、その後発売したUSBアキュライザーでも同様の効果が得られました。YouTubeで聴く音楽が、実に音楽的になりました。
ここで漸く本題に戻ります。
アナログアキュライザーも、やはり余計な響きを払拭して、本来の響き(のみ)を、より鮮明に聴かせます。
昨日は、プリアンプの出力端子に付けて聴くのが最も効果的と感じました。尤もこれは、使用する機器やケーブルの影響を受ける可能性があり、必ずしも一様ではない、と云うのが秋葉社長のご見解でした。
アナログアキュライザーを付けると、音楽のニュアンスが微妙なところまで伝わって来て、「こんな演奏だったのか」と云う想いに捉われることがしばしばありました(デジタルアキュライザーやUSBアキュライザーの時と同様です)。素晴らしい演奏なら引き込まれます。
昨日聴かせて戴いたのは、一昨日の夜完成した許りの試作品でしたから、当然秋葉社長が持ってお帰りになったのですが、外すと、小さな音量で再生していても、メリハリが減退し平板になって、音楽がつまらなくなりました。ですから、外してしまうと、がっかりし、もどかしく感じられました。
昨日は、LPレコードとCDで聴いてみました。秋葉社長がブログで書いておられる「自画自賛」が、製作者の独善でないことを私は確証しました。
普段から生演奏で音楽を楽しまれ、オーディオが音楽を聴く道具である人には、このアナログアキュライザーは必須・不可欠だと、私は思います。
私自身、一日も早く入手したく、出来る限り早期の発売を願う許りです。
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Wさんからのメール。
アナログ・アキュライザーの感想
アナログアキュライザーを聴く機会に恵まれましたので、その驚くべき効果の高さについて感想を述べます。
これまでに、デジタル・アキュライザー、USBアキュライザーを体験して、ステレオ装置が生まれ変わる体験をいたしました。実は私はこの変化はデジタル信号にのみに関係し効果があるものと考えていましたが、プリアンプの出口につけた赤白RCAプラグアキュライザーはまさしくアナログの信号の出口に装着したものなのです。
正直申し上げてアナログ信号にアキュライザーが効果があるとは思ってもいませんでした。
一言でいえば音楽の内容が濃くなるのです。秋葉社長によればオーディオ装置の信号から悪い要素を取り除き良い部分を引き出すということのようですが、兎にも角にも旋律が抑揚をつけて始まって終わる、という本来の音楽表現が掘り起こされる感じなのです。音楽は旋律や和音の持つ調性感や、和声感という音楽エネルギーの刻々と変化するエネルギー場の変化が複雑に出現し、グラデーションをなしながら時間軸に沿って現れる場の繊細で大胆な変化を感受するものだと思いますが、アナログアキュライザーを装着することで、名演奏家のそのような無限のコントロールを聴くことができるようになるのです。それを取り外すとすぐさま平板になり溢れ出す表出がなくなってしまいます。
CDで聴くルビンシュタインのショパンではピアノ表現で周りの空気を吸い込むようなその場の静寂感が出現します。名演奏家は空間の広さや奥行きを刻々と変幻させいますが、その様子がはっきりと聴くことができます。装置でこのようなことが体験できるということは誠に貴重で幸福なことと思います。
LPレコード再生のフリードリヒ・グルダのバッハでは音に芯がありその複雑な倍音感が感じられることで音の彩が豊かな律動となって出現し、音楽に没頭できます。アナログ信号にもアキュライザーの威力が発揮できるとは誠に驚くべきことだと思います。
ステレオ装置から音楽の生命感が失われていて、それを蘇らし表現を掘り起こすアナログアキュライザーの出現は、まさしく救世主であるとおもいます。
音楽の素晴らしさを思い出し、また新たに発見する多くの人が現れるのではと思います。ありがとうございました。
2019.8.8
2)いくら最新型の高価なデジタル機器でハイレゾ、DSDを再生してもデジアキュ、USBアキュが無いとアナログ再生とは全く異なるデジタル再生、ハイエンド、ハイファイオーディオに留まることはアキュライザーを既に経験の皆さんは良くご存知だ。二つのアキュライザーがあってなんとかアナログ再生に近づくのだが決して追い越せる訳ではなく、残念ながらデジタル再生の範囲でしかない。ただし、アナログと無理に比べる必要の無い音楽再生能力は充分あるので最新デジタルオーディオの人工的再生音の世界からは抜け出ているとは皆さんに認めていただいているはずだ。
ここにアナログアキュライザーが加わると!
ああこれだ!と思われるのは間違いない。この再生音になって欲しかったのだと皆さん感じられるだろう、早く製品化したいものだ。
3)いくらデジアキュで良くなっているとは言ってもCDフォーマット、44.1KHz 、16ビットという限界があるのでアキュライザーで活性化されたハイレゾ、DSD再生に一歩譲るのだが、なんと言っても名演奏というものはモノーラル録音、SPの復刻であろうと現代の演奏とは比較することはとても出来ないレベルのものがたくさんある、絵画の世界と同じだ。音楽ファンにとってはハイレゾやDSDは必需品では無いのだ。こういうわけで今やデジタル再生では少し時代遅れの感があるCDデジアキュ再生音がどうなるか?一生懸命に比較試聴すればもちろん違いはあるのだけれど、音楽の内容を聴く限り2)のハイレゾ、DSD再生とどれほど違うのか、考えてみないとすぐに言葉が出ないと思う。ということはCDは素晴らしい!そりゃ欲を出せばオリジナル盤をEMTのターンテーブルとノイマンカートリッジでLP再生したいのだけれど、考えてみてください。毎晩ロマネコンチやラタッシュを飲んでたらどうなるのでしょうか?繰り返します、たまごかけご飯やめざしと同じとは言いませんが、CDは素晴らしいものだったのです!
4)USBアキュとデジアキュの活躍で圧縮音源という今やオーディオとは思われていないようなクラズのYoutubeでもUSBアキュ、デジアキュコンビのおかげで情報不足?音源はCD再生との差が縮まってしまった。著作権で不自由なこともあるけれど音楽が溢れている。オーディオに興味無く?音楽第一の方にはここは天国の入り口になっている。
これにアナログアキュライザーが入れば、本当に天国になってしまうのは間違い無い。オーディオ全盛期ならこんな製品売ればたちまち刺客がやってくる。今では大丈夫だろう。天国を感じる方にはもはや1)2)3)4)の区別は無くなってしまう。音楽天国はまだ早いと思われるオーディオ命の方には2)のハイレゾ、DSDが一番の楽しみであるが、この世界では機器の性能がまだまだ上がるのは間違い無い。メモリーも値段が下がるほど大きな器にデーターが入ることになる。テレビなどの映像世界と同じでどんどん本物の情報量に近づく。それはマイクロフォンの音に近づくことを意味する。音楽についてはアナアキュが壊れない限り、未来まで頑張り続けるので一生音楽再生の点では保証される。素晴らしいオーディオ人生を約束出来るので安心して欲しい。
よくもまあ画に描いた餅をここまで自我自賛したものだが、嘘は無い。
音質の追求については今日完成した。100点満点を取った気持ちである。
今回のアナアキュはアナログオンリーのオーディオマニアの方にも吉報のはずだ。
EMT927や超重量級ターンテーブル、そして数十万円のカートリッジ、幻のノイマンやウエストレックスの呪縛から逃れて、国産のMMカートリッジを見直すことに喜びを感じて欲しい。値段も外観も決まっていない餅ではあるが、アナログアキュライザーを夢に見てください。今年中には登場させるつもりで暑さに耐えて頑張っている。ただ頭が痛いことがある。今までの製品も手作りだったのだが、今回は手作りだけで無くてどうしても個々の製品の最終検査、整音が必要なのだ。スタインウエイやベヒシュタインが製造過程最終のマイスターによる整音無しでは出荷出来ないのと同じである。だからといって高級オーディオに真正面から向き合ってきた姿勢を値上げで誤魔化す訳には行かない。何十万円ヘッドフォンに右へ習えにすればこれまでのお客様の8割は失うだろう。今まで以上に納期がかかることに我慢していただく他道は無さそうだ。最後に申し訳有りません。
2019.8.7
1)アナログレコード再生だと盤がオリジナル盤やラッカー盤など最上級盤で無い場合の再生音には必ず枠というか、額縁というかカートリッジの受け持ち範囲の再生という感じがある。テープ再生にはそれが感じられない。一般的にはいくら良く鳴っているレコード再生でも必ずと言って良いくらいに額縁の世界での再生音である。この額縁という言葉はそれほど悪い意味ではない。心地よい制限速度範囲の世界である。良い意味の表現と理解して欲しく、またある種の安心感でもある。デジタルオーディオのハイレゾ最新オーディオではこの額縁感はとても少ない一方音楽が鳴りきらない、はたしてどちらが住み良いのか?田舎暮らしと都会暮らしみたいなものなのかも知れない。
今回のアナログアキュライザーがカートリッジ出力より後に入ると、世界が変わる。まず額縁が無くなる、鮮度はもちろん向上する。倍音が整理されて演奏のアンサンブルを再現、国内プレスのLPがオリジナルプレスの音に近づく。オルトフォンやEMTがノイマンカートリッジに近づくと言えば、いつもの自我自賛になってしまうが今はそう表現するしかない。また一般的なMMカートリッジは所謂ボンヤリとしたこれはMMの音だと解る音がMCの音に変身する、不思議な話しになるが方式の違いが消えてどこかに行ってしまう。MMとMCの違いとは何だったのだろう?コイルの巻き数が多いことによる弊害と振動系の重量差だと思っていたのがそうではなかったのか?それとも音の印象は単なるこちらの感じる、パターン認識の程度だけなのか?パンもケーキも初めて食べるものには同じ範疇だからMM,MCもたいした違いが無いのか?
自我自賛びっくりどころでは無いことになってしまい当事者は戸惑っているばかり。
自我自賛、餅などとっくに通りこして奇跡になってしまった。
さてミラクルアナアキュは2)デジタルにはどう効くのだろうか?
続く
2019.7.29
これまで経験した再生音で信号の入り口(例えばカートリッジ、CD、マイク、テープレコーダーなど)に限り音質で順位を付けてみると?
ノイマンのコンデンサーマイクで音を拾って、そのまま増幅した音が電気オーディオで人生最高なのだが、これは録音再生と言えないのでボツ、記憶のリファレンスにとどめる。 では一位は?スチューダーのアナログレコーダー76cm/sec.の一般的な38cm速度の2倍での再生。ヒスを除いて何もこれ以上は望むものは無かった。二位はマスターテープから直接切ったラッカー盤、まあLPになったらこの何割が残るのか?と思った。三位はノイマンの検聴用カートリッジ、オルトフォン、EMTと比べこれほどの差があるのかと驚いた。ノイマンでは日本盤でもまるで二位のラッカー盤みたいな音が出たのである。それ以来このカートリッジを入手したい想いがあるが残念ながら....... 四位は故菅野さんに造っていただいた光悦のカートリッジ、確かにノイマンに近い鮮度はあったのだが西洋音楽が鳴らないのでオーディオマニア用と感じた。それぞれの経験はカートリッジ以降の機器が異なるではないかという異論が出そうだがそれは私の経験と耳が補正したのを信じてもらうしかない。このへんを最高の音の入り口体験として以下、各アキュ開発での体験をまとめてみたい。
アナログプレーヤーはEMT927やその他超弩級プレーヤーシステムまでいかない、その前にくるくらいのクオリティーのものを使うことを前提としての話とする。デジタルシステムは金額、機器、方法に係わらず現在得られる最良の方法で再生するとする。
これらを音の入り口評価で順位をつけると
1)アナログレコード、オリジナル盤再生
2)DSD,ハイレゾをデジタルアキュライザー、USBアキュライザーで整音
3)CDをデジタルアキュライザーで整音
4)Youtubeなど圧縮音源をUSBアキュライザー、デジタルアキュライザーで整音
そして上記1)2)3)4)にアナログアキュライザーが加わるとどうなるか?
2019.7.22
もうすぐ本当に焼いて食べる可能性の出てきた餅、アナアキュのほうであるが、とりあえずプロトタイプでどんなことが起こるか、こちらでの自我自賛、言いたい放題の試聴結果だが、最新型をカラー写真餅の状態くらいでちらっとお見せすることにする。以下記述は取りようによっては、誇大妄想、井の中の蛙、ほら吹き男爵などの言葉を想い浮かべる方もおられるだろうし、たった一人の変なおじいさんの試聴だし、プロトタイプであるから製品が発売されて全く良い音がしないと言われても嘘をついたことにならない。と身構えるがここまで書くのだから身構える必要も無いが念のため。
(写真は天然イクラさんからお借りしました。)
なぜなら苦い経験がそうさせてしまう。音の話しに絶対は無い、全く違いが解らない方も現実にたくさんおられるからだ。インフラノイズのDAコンバーターDAC-1の発売直後のことである。多分20代と思われる若い男性から電話があった。これを使えば本当に音が良くなるのですか?自信を持って私は答えた、大丈夫です、必ず良くなります。2-3週間後にDAC-1を購入されたその方から電話があった。使用中のDENONのCDプレーヤーと比べてDAC-1を使っても全く音が変らないのですと。いろいろ対策をお伝えしたが後日やはり全く変らないとの返事があった。効果が少ないとか、音が悪くなるとか言わればまだ前にすすめるかも知れないが音は全く変らないと言われればもうどうすることも出来ない。原因は不明だが販売ルートに連絡しておくので返品していただいて結構ですと答えてこの件は解決した。この事件以降問い合わせで音が良くなるのかという質問には必ず良くなるとは言わないことにした。しかしその後やはり同じような問い合わせはけっこうある。レストランに行ってまずいから金を払わない、本当にまずくても払わないといけないが、まずいのに美味しいと公言しても良いのだろうか?よく日本一美味しいたこ焼きとか書いてある店があるが、看板見るとインフラノイズと似てるなーと少し変な気持ちになる。つい最近では長い間待たされてUSBアキュライザーを入手したが全く効果がないとの電話があった。おまけにUSBリベラメンテと組み合わせてみたら効果が解るようになるかどうかと言われる。原因は不明だが、USBアキュライザーの効果とは外盤と日本盤のLPの差みたいなものなので、そんな差を気にしない方には不要かもしれないので返品してくださいとお願いした。しかし販売ルートからは今だキャンセルの問い合わせは無い。今思い出したが昔勤めたオーディオ会社の社員だがMMカートリッジとMCカートリッジを聞き比べたが音は同じで差は無いと言い切る人もいた。この人はオーディオマニアでなくて単なるオーディオ会社に勤めている人で本当に違いが解らないから嘘をついているのでは無い。
こんな訳でともかく音質がともかく向上するという表現はさけてブログには具体的に書くようにしているつもりだ。絶対音が良くなるとは書いてないつもりだ、インフラノイズのブログを読んでいただける方になら大丈夫と安心しきって誇大妄想、絵に描いた餅を続けさせていただいている。有難いことである。
続く
2019.7.15
初めてDACU-500を導入、試聴感想をくださったKさんがUACU-700を入手したら感想をくださるというので楽しみにしていたが、今日メールを頂いたので紹介したい。アキュライザーの効果でホーンスピーカーがさらにホーンになったとの難しい?いや解り易いコメントに感激した。ホーンスピーカーは他の方式と比べて音質はずば抜けているが現実には、やかましいのが多いし、振動板がいいかげんなもの、超大型のマグネットなのに音楽表現力が無いなど、製品の殆どがホーンのメリットを消すくらいに欠点がある。ウェスタン、ロンドンウエスタン、オイロダインなどはホーンだから良いのでなくて、音楽が鳴るホーンシステムだ。オイロッパジュニアのホーンなどは、ネックを上手く曲げた構造、円形でない振動板、おまけにフィールド型と幸せな気分になれる優れたシステムだ。ただヘッドフォーンの凄いのに出会ってそく購入を決める感覚では入手出来ない。庶民にとっては遠い、遠い存在なのである。またそれほどに欠点なく音楽を鳴らすホーンシステムは少ないのである。形に御構い無しならヘッドフォン型のホーンシステムも可能かな?いっそホーンの開口部に頭を突っ込んだらどうか?なんて書くとやはり誇大妄想の本物化になりそう。でもKさんは誇大妄想が描いた餅を買ってくださりそうだ。まだ値段も決まっていないのに!
導入後1月ちょっと経ちました。
日数の経過とともに、効果も色々と変わっていきます。
当初は、ボーカルやソロ楽器が顔まで飛んでくる。ホーンSPになったみたい。
うちのシステムは、WINDOWS10の廉価デスクトップ→ティアックのDAC付アンプ逸品館チューン→アルテック10CMフルレンジBH+SWです。
聴いているのは、CDのリッピングとユーチューブ。
アルテックBH(そもそもホーンなんですが)なので、元々音が前に出てくるのですが、中高音がこれほど飛び出すのは初めて。リアルで気持ちいい。
それから日々の経過とともに、音場も広くなって3Dに近づきつつある というところです。
ユーチューブは、躍動感があってちゃんと音楽が聴けるので、音質の悪さが気にならない。オーディオ的に突き詰めると高音質で退屈になりがち とは正反対。
他方、インシュレーターやアクセサリーにも敏感に反応 オーディオマニアにとって実に面白い。
音楽的に色彩感・躍動感があって気持ち良く聴けて、オーディオ的反応も敏感 という これはいいものですな。
オーディオマニアで、技術志向でなくて音楽志向の人にピッタリ。
ところで、ミニアリエナイザーは、ハッキリ・クッキリという印象。もううちのシステムに溶け込んでます。
次回は、ブログにある「アンプに刺すアナログアキュライザー」に期待してます。
メインシステムでは、BDレコーダーのTV録画をよく見てるのですが、デジアキュ+CDトランスポーターと比べて、音質はいいのですが、どうも色彩感というか躍動感というかアナログらしさというのか 足りない。アンプに刺すのならば、BDレコーダーの音もインフラノイズ化できるので、開発を楽しみにしています。