2021.9.8
ジミージャズさんのブログの2021.9.7 Nikki(2095)を見てニヤリとした。
VRA-7以前のアキュライザーは音楽再生能力の向上を目的にしたのだが、再生音の表面的な、オーディオ的な面での音質向上もかなりある。オーディオ的音質向上を狙ったのでは無いのだが信号に含まれる雑音やパルスに働くので副次的にオーディオ面での改善があった。しかし新製品のヴォリュームアキュライザーVRA-7は電気信号に直接働かないで、振動だけにする仕組みである。音楽的向上だけを100%狙ったし、副次的な作用も少ないので再生音の表面的な部分は殆ど変わらない、もちろん変わらないように意識して開発したのではあるが、もし一般的なオーディオアクセサリーと勘違いして購入されたらあまりの効き目の無さに驚かれるだろう。もしこの新製品をインフラノイズファンの皆さんに真っ先に聴いてもらうのでは無く、一般のオーディオマニアやオーディオ誌関係に先に試聴してもらっていたらどうなっただろうか?音質向上(オーディオ的激変?大きな音質向上?)が薄いオーディオアクセサリーだとされる可能性は充分である。一般オーディオ店でインフラノイズブログとかでもの凄く評判が良いから試してみてとお店に出入りするオーディオマニアにどんどん販売したら?返品の山で大変なことになるだろうと予測出来る。そのくらいに今回のVRA-7はオーディオ的な音質向上の無い、変な製品なのだ。わからない方に説明しても絶対にわからない、わかる方は狂気するという入り込んだ世界向けの製品だ。とは言っても音楽に関係するものだからオーディオに一切関係ない音楽好きの方やプロのミュージシャンが聴けば、解らない人はたぶん皆無だと思う。それくらい音楽再生とオーディオ再生は異なるものだ。ヴォリュームアキュライザーが効果の無いソースは? 蒸気機関車、雷、飛行機などの生録音は全く効果無くむしろ劣化(音がナマルとか、迫力が無くなる)すると想像する。これらは馬鹿らしいから試さないが、虫の声や滝の音、鳥のさえずりに関してはコメントできない、人によってはそれらを情緒的に聴いている人も有り、またただの雑音としてか、形がなまっていないかなどとオーディオ的分析脳で聴く人もあるからである。音階ない楽器や鐘や火箸の音などは雑音とは言えないので聴いた人によっては正反対の評価となるだろう。これも馬鹿らしいからやらないが。昔オーディオ装置を開発するのに日本では本気で南部鉄の火箸の音や、虫の音、壺などの鳴り物を使っていた話があるが今となっては仕方無いと思うと同時に情けない。トランジェントとハーモニーは全く別の現象から成り立っていることに気づかないからこんなことになる。良く似た誤解はスピーカーの振動板にもある、分割振動を少なくするために凸凹構造にする、まるで幼稚園児の発想法と同じだと思う。物理的な優秀さと裏腹に、音も凸凹になるとは思わないのかな?
今回のジミージャズさんのお客さんの反応は音が激変しないオーディオアクセサリーだと証明されたようなものです。ジミージャズのマスターが言われている激変は音楽が激変したという意味でしょう。オーディオを馬鹿にしてはいけないのだがオーディオ誌では音楽再生と音響再生を全く区別していない。困るのは読者なのに?
上記の説明を読んで理解出来ない、あるいはしっかりした反論を持たれインフラノイズ製品を使ったことの無い方はVRA-7を興味で購入されることをお勧めしません。
貼るだけで激変!
やっぱり音が良くなるって最高だね〜。ヴォリュームアキュライザーVR-7をアンプのボリュームに貼るだけでこんなに良くなるなんて!
オーディオに興味のない人にとってはアホかいなと思うようなことだろう。敢えて素人さんにおすすめもしないw
こんなに激変してんだから、散髪に来たお客さんからも何か反応ないかしらと思うのだが、こういう時にかぎって誰もなーんにも言わないのである(^^;
前回来た時に「んっ?Master何かしましたね!?低音の出方が全然違う!」と言ってた方が、今回も何か言ってくれるかと思ったらコメントなし。ちなみに前回は何もしてなくて今回はVR-7あり。
他人の耳には変化してないのかと、だんだん自分の感性に自信がなくなってくるではないか( ̄▽ ̄;
2021.9.4
SさんからVRA-7の試聴感想を頂きました。日本のオーディオ黄金時代に活躍されていたオーディオプロフェッショナルです。リスニングルームにはお邪魔して聴かせて頂いたことが有ります。それぞれ独立した3っのシステムで聴いておられますが、圧巻は自作のマルチシステムです。それを聴かせて頂いた時の印象ですがJBLのホーンを中心とした自作システムでした。ウエスタン、コンクリートホーン、ロンドンウエスタン、アルテック、JBL,YL、オンケンからアヴァンギャルドまでいろいろなホーンを中心としたマルチシステムを聴いた経験があったけれど完全なバランスが取れた、ある意味では出来上がった業務用モニターシステムのような完成されたバランスは聴いたことが無かったのです。もちろんそれぞれ良いところ、傑出した天才的な良さのあるシステムは有りました。でも大切なバランスと言う点では全て問題のある音でした。ところがSさんのマルチシステムの第一声はきちんとしたバランスが取れた再生音で驚きました。マルチシステムには通常ネットワークでの音質劣化が無いとか、難しさを伴うユニットの位相合わせ、各帯域のバランス、周波数帯域の設定の自由さが有り、一般の完成されたスピーカーシステムより優れたものと思われていますが、一番難しいのが各帯域がバランス良くなることが必要です。でも測定器を駆使したバランス取りは基本として無視は出来ませんがそれだけでは一般的な日本でのピアノ調律と同じです。訓練された技術、ビート音の数を数えて平均律でピアノを調律することと同じです。音楽では基本の調律だけではどにもならない、なかなか言葉で説明のしにくいがとても重要なのです。完全なマルチシステムを調整出来るということは、ネットワーク付きのスピーカーシステムを完成させる力があるという意味です。
トータルでの音のバランスを仕上げるのは大変なことで、Sさんの耳、技術には驚きました。以後マルチシステムについては当然ながらSさんの装置以上のものは知りません。バランスのことを別にすれば亀吉さんという方のところで聴いたマルチシステムの天才的音色は忘れていません。このロンドンウエスタンのホーンというのは独特の品格のある音色が有ります。本家?のウエスタンのホーンには無い貴族的な音があるのです。ロンドンウエスタン以外では聴いたことの無いものでその時はしばらく取りつかれました。初めてクレモナの博物館所有のストラディヴァリウスの音を目の前、1mで聴いた時の驚き、品格に似ています。両者のこの品格というのは説明が難しいのですが、クラシックを聴かれる方には言葉でなんとか説明してみます。有名なピアニストはたくさんおられますが、クリフォードカーゾンというイギリスのピアニストはまさにこの品格というものを感じる音を出されます。最初この方の弾かれるモーツアルトのピアノ協奏曲の出だしの一音で腰が抜けました。でも品のヒも持ち合わせに無い私にはいくら真似してもこの音は出せないと思います。音に人間性が出るなんてすごいことですね。両者ともに取りつかれるような気持ちは薄れました。多分すぐに解る品格より大事なものをしっかり持つ東独のスピーカーや音楽に近づけたからだと思います。
Sさん有難うございました、早速掲載させて頂きます。
インフラノイズVRA-7の使用感想
オーディオは機器にしてもアクセサリーにしてもその動作原理を理解した上で使用するそれが私のオーディオを趣味として進めるスタイルでした
その中で確かに振動モードが重要で電気信号回路部品やケーブルにもそれなりに振動対策を施した製品が良い結果を示す体験もしてきました
正直言ってそれらの原理原則を全て理解は難しく制作側のノウハウとしてグレーな面も受け入れた面もあります
しかし今回のVRA-7に於いては説明書を読んでそれなりに理解できたつもりですが、いやいやここはどうなのとの、そんなウンチクを並べる気にもならない程、レコードやCDを聞く事に愉しみを感じ音楽に入り込んでいけるアクセサリーがこともあろうにツマミに貼り付けるだけで実現しようとは思ってもみませんでした
私の装置の真ん中にあるビンテージなDYNACO PAS-2プリの真ん中が凹んだツマミに少し偏心させて貼り付けるとVRA-7は好みの歌手のボーカルをまるで歌い手が目の前にいる感覚に近づけてくれ、生き生きとかつ深く私の装置の存在感を消し去って聴き手にその場にいる没入感を与えてくれ、アナログ、デジタルのソース論議を忘れて聴く愉しみに浸らしてくれた又、ピアノや弦楽器のリアリズムもぐんと増してこれまた良い、大げさに感じるかもしれないが外すと今迄なんて人工的な音を聞いていたのかと思い知った、私の装置に更なる命を吹き込んでくれたVRA-7に感謝と共に又、インフラノイズに脱帽の思いであった
遅ればせながら私の装置の簡略は以下です
サーバー(テクニクスST-G30にCDリッピング済)→USB101→DAC1→DYNACO PAS2→デジタルチャンネルデバイダー→3分割 ※低音アンプNUFORCE STA120(デジタル)→JBL2032(~500hz)
※中音アンプLUX、MQ80→JBL2546(500hz~7khz)
※高音アンプ自作211金田式シングル→JBL2504(7khz~)
尚DYNCO PAS2にてアナログデジタルプレーヤー及びオープンリールデッキ等入力を切り替えて楽しんでいます
以上
2021.9.3
USBダンパーについては毒にも薬にもなる結果があるので使い過ぎにには注意して欲しいと何度も書いてきました。もちろん使用になられる方の好みで有り、自由なのですが考案者としては単なるカラレーションを付け加えるアクセサリーとして使わないで欲しいという考えが有ります。市販されている貼物、敷物、重りなどは振動を吸収する効果より強い音色を加えて出音をはっきり、きれいにする結果のものが殆どです。音色を整える、好みの音色になるということイコール音楽の再現とは限りません。一般のアクセサリーと同じようには使って欲しくないのです。装置にはたくさん使わず出来るだけ、最小限でお願いしたい思いです。ちょどTさんからUSBダンパーについての試聴感想が頂けました。Tさんはいろいろな箇所で試さず感想を言うことに対して申し訳ないと感じておられるようですが、とんでも無い、私が強調したいことをまるで代弁して頂いたようです。Tさんお気遣い頂いて恐縮です。以下ご紹介させて頂きます。
USBダンパーをPCのUSB出力に取り付けると更にVRA-7の効果が深化する方向で良くなりましたので、USB101の入力にも取り付けたところ、低域が妙に膨らむ、音楽の生気、リズム感が失われるなどの顕著なマイナスが現われ、取り付ければ良いとは限らない結果となりました。
電源などにも装着してあれこれ試してご報告できればとは思うのですが、VRA-7の導入ですっかり満足してしまい、これ以上あれこれ手間をかけて良くしようと言う意欲がすっかり失せてしまっております。時が経ってまた少し向上心が出てきましたらUSBダンパーの使い方を工夫してみたいと思っております。
(画像は言葉の格言さんのサイトからお借りしました。)
2021.9.2
VRA-7のリピートオーダーをしてくださったAさん、追加のVRA-7の試聴感想とUSBダンパーの試聴感想も合わせて下さったのでご紹介します。Aさんはインフラノイズに気を使いながらVRA-7をたくさん使わなくても数台の機器に両面テープ無しで設置する方法を教えて下さいました。こんな方法を公にするとインフラノイズ製品の販売数が落ちるかもと気になさっています。Aさん、大丈夫ですよ、日頃書いているようにもはやワンマンカンパニー?ですから人様に給料を毎月ちゃんと払う心配は有りません。金持では有りませんが老夫婦飢え死にしなければ良いので余分なお金は要りません。コロナで外には行かない、およそ1年半自分からロックダウンしてますので飲みに行くことも有りません。だからVRA-7がたくさん売れなくても皆さん喜んで頂くだけで有難いです。いつもまるでグチのごとく書いているインフラノイズ製スピーカーWTPSPもこれで利益をあげようなんて考えていません。出来るだけ皆さんに喜んで頂くことの実現の可能性で悩んでいます。ただし古墳の発掘と同じで名誉を大英博物館に取られるのは嫌です。日本の誰がこんな凄いスピーカーを発明、開発したのか?という事実を歴史に残したいとは思いますが、まあ深く考えてみればそれも要らないかな?名誉欲とかは無い、少ないと思います、もちろん同級生がゲットしたノーベル賞もうらやましくは無いですが、回りの皆さんに大きなプレゼントをあげたので尊敬はしています。
結局何かやったという気持ちだけが生甲斐なのかな?ノーベル賞欲しい、うらやましいと思う性質なら若い時に勉強していたでしょうが、子供の時からそんな競争心が欠如していました。欠如というと自己弁護かな?一番になれないなと思うとなんでもすぐおりたのが本当のところのようにも感じますが?だけど今は少しの自己満足で幸せです。父は会社経営が人生でした、そんなこと向いて無い人なのに時代がそうさせた?晩年はとても苦労していました。だから私はずっと歳を取ってからの苦労は嫌だと思ってきました。今は皆さんのおかげでとても幸せです。有難うございます。新製品発表のたびに聴きもせず買ってくださる皆さんのおかげだと本当に思っております。コロナで無くなられた方には申し訳無い思いですが、自分は怖がりなのでなんとか世の中落ち着くまでコロナにかからずに生きたいです。
VRA-7の機器への適応性が悪いのでアンプのヴォリュームノブを交換されたようです。すみませんでした。ツマミの表面形状が平でなく盛り上がったりしている場合はブチルゴム系両面テープをドーナツにしてご使用ください。くっついたら良いくらいに気軽にご使用ください。また通常の両面テープを使用なさるのも音質の問題を気になさらず使ってみて下さい。厳密には音質の差が有りますがVR-7は少々の材料の違いで効果が無くなるようなことは有りません。ただし○○チップとか○○インシュレーターとかオーディオ的な音色を売り物にしたアクセサリーとの併用だけは避けてください。これは重要です。
追加のVRA-7が届きましたので、拙い感想をお送りします。
その1 設置個所
SP:AVANCE DANA+パワーアンプ:エルサウンドアンプ(左右別電源)+プリアンプ:マッキンC28など
① パワーアンプのボリュームに1個ずつ2個を使用
付けたばかりで結果は少し良くなったような感じで微妙
② パワー1個、プリ1個に使用
*パワーの2個の間は約50mm、VRA-7は約65mmなので1個で2個のボリュームに接 触することが可能、結果は大きく改善、音圧が上がったようで、ボーカルは一層生々しく、楽器は明瞭に感じられました。今までにない奥行き感が感じられる様です。いいですね。音楽が益々楽しく感じられ、追加購入して良かったと思っています。パワーアンプとプリアンプにボリュームがある場合は、それぞれに付けると素晴らしい音になりますね。
その2 設置の仕方
ボリュームに張り付けずに使用。
複数のセットで使用するため、本来は7~8個が必要になります。
そんなに購入することができないため、2個を使い回しで使用する方法を検討。
パワーアンプの前に角材を加工したものを置いて高さを調整し、ボリュームとVRA-7が接触する様に設置。ゴムバンド(100円ショップで購入)をアンプに巻いてVRA-7が動かないように取り付けて調整。結果は、その1のように十分に満足するものになりました。
*VRA-7の販売が伸びなくなるようで申し訳ありません。
その3 マッキンC28への取り付け
このプリのボリューは中心部が盛り上がっており、VRA-7の取り付けが難しいです。やむな く、社外品のボリュームつまみと交換することにしました。
ところが、購入したもの(6mm径)が取り付け不可能でした。訳が分からなくなりましたが、 原因はマッキンC28のボリュームはインチサイズ。素人なもので、ボリュームの径が違うのを知りませんでした。
6.35mm径のものを探し出して購入し、ようやく取り付けることができました。
問題は解決しました。
(追加)
USBダンパーの効果は大きいものでした。
① USBケーブルのパソコン側、USBアキュライザー側に使用しました。
USBアキュライザーの取り付け部は緩いようで、以前から気になっていました。
結果は、キリリと締まり、また音が明瞭になったと感じています。
音が早くなったようで躍動感が感じられます。遅いとトローンとした音に感じてしまいます。
② その他
LAN端子と電源ケーブルに使用しました。
それぞれに効果があるようです。
長くなりましたが、最初は迷いましたがVRA-7は素晴らしいものでした。
益々音楽が楽しくなりそうです。
2021.9.2
MさんからVRA-7の試聴感想を頂きました。TruPhaseというアッテネーター?の内部にVRA-7を設置されたようです。オーディオ機器の天板を開けて内部を改造したりすることは製造メーカーの保証が効かなくなる可能性と感電や内部のショートによる破損などが考えられますのでインフラノイズとしては勧められません。Mさんはもちろん自己責任で行われたのですが、内部に設置することで必ず音質向上が得られるという自信があったのでしょう。これは有難いことですが、立場としては微妙なものです。調べてみるとTruPhaseというオーディオ機器は電源の無いパッシブアッテネーターにセレクターが付いたもののようですので火災や感電の危険は無いと思われます。同じことをトライなさる方のためか?取り付ける場所をマークした写真まで添付下さいました。オーディオフレンドさんのためにいろいろお教え頂いたMさん、有難うございました。
Mさんからの試聴感想です。
自宅では夏でもエアコンを使わず、網戸にして窓を開け扇風機で過ごしているためあまり大きな音を出せません。TruPhaseにVR-7を取り付けることを試そうとは思っていましたが暑いのとビールがうまいので、酔っぱらった状態ではTruPhaseのボンネットを開けるのはいくらパッシブアッテネータで感電はしないとしても、ショートでアンプやスピーカーにダメージを与えてはいかんと思い、VRA-7は両面テープのシールをはがさず乗せただけで聞いてみたところ、音は大きく変わりました。
急に涼しくなったので、ビールも飲まずに、まずボリュームノブに張り付けたところボンネットに乗せた時より音はさらに変わりました。そこでこんどはボンネットを開けアッテネーター基板に貼ろうと思ったのですがスペース及び平面が狭くて貼るのは無理でした。2枚の接点基板の左側の上部①に乗せると音はさらにいい方向に変わりました。また底板の基板②にも貼り付けてみましたが、こちらはあまり効果的ではありません。どこかいいとこないかとあちこち試してみたところ、2枚の接点基板の右側に貼った時、音が激変いたしました。いままで楽器の音に何かまとわりついたようなものが感じられ、またカーテン越し、すりガラス越し、あるいは薄い靄がかかっていた状態から、これらのものがきれいさっぱり取り払われ、目の前で楽器そのものが鳴っているようです。また低音部のもやもやも取れてがすっきりとし、今まで感じられなかったより低い音域の響きがすごいエネルギーで迫ってきます。
以前はボリュームを上げていくとすぐにうるさく感じられたのが、ボリュームを上げていっても全くうるさくなりません。
ボンネットの上、ボリュームノブそして現在の場所と、変化の方向は全く同じです。余分ものが取り払われ、楽器の音がクリアかつストレートに感じられるようになり、それらの楽器の音が響きあって音楽を作っている様子が目の前で展開されるようになりました。本当に素晴らしい製品を開発していただき有難うございました。
ちょっと困ったことは、TruPhaseのボンネットは開けたままにせざるを得ず、現状では使い古しのランチョンマットをかけています。今回の設置場所が抵抗素子にとても近い場所だったことやVRA-7が宙に浮かず、安定して設置できていることなどががいい結果を生んでいるのでしょうか。
現状で、とても素晴らしいのですが、他の場所に追加でさらに設置するとか、2枚の基板に1つずつ設置すればさらに素晴らしいものなるのではなかろうかとの妄想が膨らんでおります。
当方のシステムは以下の通りです。
PC(Windows10)→tunebrowser→UACU700→USB201→DACU500→デジタルセレクタ
(Bakoon Products CAP-1006)→DACU500→DAC-1→AACU1000→TruPhase→
BACU2000(直結)→パワーアンプ(TEAC AP505 逸品館チューン 2台 BTL接続)
→SP(FAL Supreme C90WおよびTAKET-BATPRO2)
リッピング用BDドライブPioneer BDR-S12J-JK(ケースRATOC RP-EC5-U3AI)→UACU700→PC
これらの機器の接続は全てリベラメンテシリーズで、SPケーブルはバイワイヤリング接続です。
各機器すべてPSI-1000を敷いています。
またテレビ(東芝)およびBDレコーダ(DMR-BRX2020 PSI-1000 2枚載せ)の音声は
光接続で上記デジタルセレクタへ入力しています。
デジタルセレクタの電源ですがテレビの通常番組等を見るときは、PCのUSB端子で、音楽を聴くときは、モバイルバッテリーにしています。この電源の違いによる音の差が、VRA-7を貼ることでより明確になりました。
また、BDレコーダはテレビの下にあり、以前はPSI1000を2枚敷いていたのですが、この2枚を天板に載せると、特に中音域から低音域がすっきりとし、VRA-7と同じような方向に改善いたしました。
車で移動するときはUSB-5とUACU-700が大活躍していました。半年ほど前から、カーオーディオのCがUSB-5をうまく認識しなくりました。他のPCではちゃんと認識できるのですが、仕方なく他のUSBをっています。来年春には車を入れ替える予定ですのでその時再度USB-5を使いたいと思います。
田舎に住んでいるもので、試聴の機会がなかなかありません。メインのSPはインフラノイズ製品のユーザーの皆様の情報をきっかけとして古山社長のところにお邪魔して試聴の上、購入しました。他の機器に間しては秋葉社長並びにインフラノイズ製品のユーザーの皆様の情報が重要な機器選択の指標になっております。
インフラノイズ製品のユーザーの皆様の豊富な経験に基づく、レビューに圧倒され、なかなか試聴のご報告ができませんでしたが、今回のVRA-7の効果は衝撃的であり、つたないながらご報告させていただきます。現在の素晴らしい音はVRA-7をはじめ種々のインフラノイズ製品のおかげだと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。
2021.8.28
ジャズを主に聴かれるKさんからUSBダンパーの試聴感想を頂きました。Kさんの装置を聴いてみたいものです。ジャズに特化されたシステムだと思われますのできっとベーシストが眼の前に出てくると想像します。この写真、パーシーヒースさんには可愛がってもらいました。奈良にお連れした時は東大寺の柱を叩いて、Yoshi聴いてみろ!こんないい音がする柱は素晴らしいと喜んでいたが、ちっとも良い音と思わなかった。当時はジャズのジャも解らないから仕方なかったというより情けない。今ならもう少しましな会話も可能か、音楽の話も出来ただろうに。猫に小判、豚に真珠そのものだった。後悔してもどうしようもない。また脱線したがKさんの試聴感想を御紹介します。Kさんにはなにか、とんちんかんな返事をしたみたい。今回はKさんと同姓の方が3人も試聴感想を下さったので、老人ボケに突入してる頭が混乱したみたいです。Kさん失礼しました、お許し願います。
VRA-7を装着してしばらくはその状態で楽しんでいました。半月ほど経過して、送っていただいたUSBダンパーを使用しましたので、その結果を連絡させていただきます。
システムとしては、前回同様変わっておりません。
CDトランスポート-(BNCケーブル)-DAC-(BACU-2000)-プリアンプ-(RCAケーブル)-チャンネルデバイダー-(RCAケーブル)
-①高域パワーアンプ2台-(SPL-2.6)-ホーンツイーター
-②低域パワーアンプ2台-(SPL-2.6)-ウーファー
プリアンプのボリュームにVRA-7を貼り付けて使用していることにも変更はありません。
USBダンパーについては、各機器の電源ソケットに二つ折りにして挟み込むことで装着しました。合計8機器すべてに8枚のUSBダンパーを使いました。
効果は絶大です。もちろんVRA-7の効果は明らかなもの(前回報告)でしたが、下記する効果は全てUSBダンパーにより上乗せされているものであり、こんなに向上するのか、ひょっとするとVRA-7の効果よりも大きいのではとさえ思いました。
(VRA-7を外しての再確認はしていませんので断言は難しいですが)
とにかく全体的に音の密度が濃くなり、かつ滑らかになり、また各楽器の響き、余韻が向上し、和音も密度の濃い音で美しく、ベースの分厚さや充実度、躍動感が向上し、ベースラインの音程もより明確に聞き取れるようになり、音楽としての一体感の向上、調和のある演奏、瑞々しい美しさ、躍動感など、素晴らしいです。これでも私の表現力の乏しさから、現在の状況を100%正確には表現できていないと思います。CDをベースにジャズ主体で音楽を聴いていますが、ここまで音が良くなる、というより、音楽鑑賞としてのレベルが上がってくるとCDにはどこまでの音が入っているのだろうか、特に演奏の雰囲気、躍動感、調和、一体感などは更に上のレベルの音が入っているのだろうか、など、更なる興味も出てきました。まずは、この状態で聴き続けます。音が良くない、録音が良くない、と棚に眠っていたCDについても新たな発見があるかもしれません。ゆっくりチェックしてみようと思っています。
ちなみに真空管機器は使っていません。
USBダンパー、素晴らしい製品(販売はしていないのでしたね)だと思います。ありがとうございました。
2021.8.26
2021年9月号、ステレオ誌の記事でVRA-7 ヴォリュームアキュライザーを御紹介頂きました。
なお文章はライターさんでは無くてステレオ編集部です。
村井さんや宇野 功芳さんがおられなくなって親しいライターさんがいない、すっかりオーディオ誌とのお付き合いが少なくなってしまいました。それだけが理由では無くて雑誌広告を載せる企業力が無いからが本当のところですが。
2021.8.26
KさんからVR-7の視聴感想を頂きました。
Netで調べて見るとこのプリアンプは国産の中でもかなりの高級品ですね。特に歌い文句は特注?らしい大型のVRを使っているとのこと。とんでも無いコストがかかっているでしょうね。この部品だけで数万円?は不思議ではないです。
オーディオメーカーさんは随分以前から可変抵抗器での音質劣化に頭を悩ませておられたのが想像できます。
ACCUPHASEのサイトにそのボリュームについての解説が有りましたので引用させて頂きます。
音質に大きな影響を与えるボリュームにはCP(コンダクティブ・プラスチック)素子による4連動音量調整器を採用しています。抵抗体にはスタジオ用として使われているCP素子を用いており、抵抗素子を印刷後、高温加圧成形されます。そしてその素子の表面を鏡面状に仕上げ、低接触抵抗、低歪率を実現しています。
抵抗体と接触するブラシは金メッキ多接点型で、外部端子と一体構造にして金属接触面を無くし、異種金属が接触する事による歪を低減しています。また、回転方式はブラシが回転する方法では無く抵抗体が回転する構造とすることで、内部の接触点を大幅に減少し、接点グリースも不要とし耐久性も向上しています。
音質調整器の筐体には、直径8mmの極太真鍮シャフトをアルミ切削軸受けで支持し、4個の素子をそれぞれ高精度アルミ切削ケースに収納して完全なシールドを施し、音質の向上を図っています。可変方式は連続可変型で、トラッキングエラーは-60dBの位置で実測0.5dB以内を実現しています。
以下Kさんの試聴感想です。
VRA-7の視聴感想をお送りします。
結果は、「すっきり」「くっきり」「はっきり」し音像もハッキリ現れ、またピアノなどはいわゆる「きれいな音」になり音のにじみも無くなりこのピアノ曲はこんな録音がされていたのかと思いました。
プリアンプはAccuphaseの「C-270V」で古いアンプですが、音量調整にはコンダクティブ・プラスチック素子を使い筐体は頑強で大変高額な物らしいので、どんな効果が?と思いましたが、でました。
私はケーブル類も古いですが、PAD社のコロッサス、プロテウスという物を使用しているのですがこれらのケーブルを使用した時は激変という感じでした。今回の変化は激変という感じではありません。しかしこの今回の改善は音楽再生をする時には必ず抑えておかなければならない事柄だと思いました。外すと少し雑味が加わり、やや平面的な音に戻ってしまいます。
CDもたまには聴きますが主にはハイレゾでそこにアナログから11.2 DSD 5.6 DSDにデジタル化した音源を、またCDからリッピングしてNASにおいて再生します。画面から選曲する方がCDをかけるより快適なのです。ジャンルはクラシックが多いですがレコードのデジタル化した物は昔の歌謡曲、抒情歌もあります。中島みゆきさんのLPはとても高音質です。
再生システムはネットオーディオでプレイヤーはLinuxの小型PC2台、再生画面はWindowsの小型PCで行っています。
2021.8.24
MさんからのVRA-7試聴感想です。
使用されているスピーカーはとても興味深いです。壺のような陶器製?のボックスなのか?昔ですが球状のスピーカーで天井から吊り下げ式のスピーカーを製作したことがあります。球状のBoxは理想的な形であるのは間違い無いと確信しました。またスピーカーは天井からぶら下げるのが一番だとも感じました。ただし吊るすロープの材質が問題でした。良いロープを選び、天井にロープの音を伝えない工夫が必要です。なぜならロープが弦となり天井が振動板になるからです。方法としては一度振動遮断物、ダンパー、磁石?色々有ります。あるいは滑車で上手く逃げて振動処理するか、今度オーディオは忘れてリスニングルームを造るなら球形BOX,天井ロープ吊りにします。もちろんユニットはWTPSPです。今手持ちで東独のスタジオモニターで大きな、サッカーボールよりまだ大きなものを所有しています。ユニットは最高クラスで素晴らしいもの、ボックスは満足するには少し内容積が不足して材料が少し鳴きますが。昔打ち上げ花火の半球をいくつか入手、球形スピーカー製造販売を狙ってましたが夢と終わりました。しかし何年も過ぎてまさか、自分が考え、テストしていた頃には既にドイツで素晴らしいものがスタジオモニターで使われていたとは?悔しい気持ちが先でしたが今はドイツの知恵の凄さにの前に悔しさは尊敬に変わってしまいました。
視聴に使ったのは機器とソフトは以下のようになっています。機器については、写真を添付しました。
・機器
CDP:パイオニア PD-D9 Mk2
MP:TEAC SD-500HR
AMP: WestRiver WRP-A9/AN
SP: Fostex OMF800Pを使用したコーン還流器
・ソフト
ギター系
Alex De Grassi 「the water garden」
Acogi Groove 「Good Fellows」
Gretchen Menn 「Hale Souls」
弦を爪弾くときのアタック、その後の余韻に豊かさが増した。倍音成分が削がれてない印象。
打楽器系
加藤訓子「Steel Drum Works sound space experiment」
牧野持侑「時空浴-倍音浴3」
Morgan Agren 「batterie deluxe」
残響音がよく聞こえる。余韻がバックグラウンドノイズにすぐには埋もれない。
声楽系
アンサンブル・プラネタ「乙女の嘆き」
Anonymous4「Hildegard von Bingen The origin of FIRE」
Lisa Gerrad「Best of Lisa Gerrad」
弦楽器や打楽器ほどには違いがわかり易くない。ただ音が優しくなった印象があった。
2021.8.23 追記:2021.9.7
既にVRA-7をヘッドフォン環境でお使い頂いているKさんからUSBダンパーの試聴感想を頂いたので御紹介します。またKさんはメインシステムの管球式アンプでも試されたようですが結果は良くなかったみたいです。このUSBダンパーはかなり個性のある音色を持っていますので使い方を間違う、不要な接点に使うと音質が低下しますので注意が必要です。この注意はUSBダンパーの説明資料にも書いております、またブログでも書きました。しかし今までは使って効果が無いというのは有りましたが、音質が低下したというのは今回のKさんが初めてです。お配りしている者が音質低下の報告を聴いてほっとしてはいけませんが内心ほっとしました。薬と一緒で飲みすぎ、使いすぎは害になりますので既に入手された方は今一度使用箇所の検討をお願いします。Kさんは既にメインシステム用のVRA-7を注文されているということですので、メインシステムでのUSBダンパー使用の音質低下がVRA-7の使用により音質向上に変化するか大変興味深いのでKさんのさらなるご感想をお待ちします。Kさん有難う御座います。
(画像はAさんのシステムと関係は有りません、たくさんの球を使ったOTLアンプが検索してあったからです。私はトランスが好きですので球のOTLアンプの意義が理解出来ません。どなたか理由の解かる方は教えた下さい。)
ボリュームアキュライザーと同じく、PC再生のヘッドフォン再生環境です。
USBダンパーはUSBケーブルの両端と電源ケーブルのタップ差込み部分に使っています。
不思議な感覚なんですが、昔々聴いていたアナログのLPみたいな太い音がします。情報量も増えて細かい音も聞こえてきます。
変なたとえですが、出来の悪いMCから出来のいいMMにカートリッジ交換したみたい。
もちろん、ボリュームアキュライザーだけの時が悪かったという意味ではございません。
あくまで、譬えです。
なお、別システムの真空管アンプ→SPでは、なぜか、音が悪くなりました。
インフラノイズ製品は、毎度ながら、何とも摩訶不思議な感覚に包まれます。
ひょっとして、当方では、ボリュームアキュライザーとのセットで効果が出るのかもしれません。
追加注文中のボリュームアキュライザーが来たら、真空管アンプに貼って、再チャレンジしてみます。
追記:
KさんはヘッドフォンでのVRA-7及びUSBダンパーの試聴感想を既に下さったのだが、別の真空管システム(VRA-7は未使用)でUSBダンパーを使ったら音が悪くなったとのことでした。追加のVR-7を入手したらまたUSBダンパーをテストしてみるとのことでその結果を楽しみにしていたら今日届きました。Kさん有難うございます。
別の再生システムでヴォリュームアキュライザー+USBダンパーのセット使用の感想です。
BDレコーダー→マランツSA-10 CDプレーヤー(DAC)→真空管アンプ マンレイのスティングレイ2→A&Cオーディオの小型SP ドルフィン+SW+STという組み合わせです。
主に、電源ケーブルにそれぞれ使用。
印象としては、USBダンパーは音場拡大、ボイアキュは音像の実体化効果という風に感じます。
そして、聞こえなかった細かい音が聴こえる。デジタルっぽさはない。
ハーモニーの中に溶け込みながら粒立ちもいいという相反するような鳴り方。
低音の量が増える。
音楽の表現力が上がり、楽器の違い、演奏の違いに耳が行きます。
当方では、ボイアキュとセットで使うのがよろしいかなという結論です。
以前のUSBダンパー単体での使用では音が薄くなってしまっていたのかもしれません。
ステレオサウンドあたりだと、美辞麗句で上手いこと文章表現するんだろうなーと思える素晴らしい効果です。
長文で、かえって何言ってるのか わからなくなりましたが。……
要は、音質向上と共に、それ以上に音楽再現力が向上するというようなことが、言いたかったのであります。
2021.8.18
続けてUSBダンパーの試聴感想をNさんから頂きました。Nさんはオーディオのベテランで、それこそとんでも無い数のオーディオ機器を使ってこられました。この方はハイエンドからローエンド?まで全くこだわり無く使ってみられる方です。多分オーディオ以外でも値段とか外観とか見栄には全くとらわれない自由に生きる方と思います。自分もそう生きたいと思ってはいますが、情けないことに俗人の部分がたくさん有ります。お金がもっと欲しい、大きな家に住みたい、高級車に乗りたいとこういうのには全く興味が無いのですが美味しいものを食べる、美味しい日本酒を飲む、美味しいワインを探すについては俗人そのものです。でもオーディオについては見栄は全く無いのでNさんと対等にお話できるはずです。見栄の要素の無いオーディオ機器を造るオーディオメーカーが理想だと思ってはいないのですが、現実にはインフラノイズ製品イコールデザイン要素皆無となっています。この点については皆さんに申し訳有りません。ビンのラベルが自慢で無いワイナリーとでも贔屓で思ってやってください。
Nさんからの試聴感想です。
VRA-7のレポートのお礼ということで、USBダンパーを送っていただきました。ありがとうございました。UBSダンパーということで、PCオーディオ周りに使うアイテムだと思いこんで、これまで未使用でした。しかし、Aさんの使用報告を読んで、電源や、アンプのスイッチなどに適用して、良い結果が得られることを知り、昨日ためしてみることにしました。
先ずは、VRA-7を装着後、音が激変したロジャースのプリメインアンプM300iのソースダイレクト入切用のボタンスイッチ。ダンパーそのままだと、長すぎるので、適当な長さに切って、スイッチの隙間、電源ケーブルと電源プラグの隙間、CDプレイヤーの電源ケーブルと電源ケーブルに隙間に、それぞれ1枚を挿入しました。見かけは、固めの付箋のような細長い紙で、あまり期待せずに、1時間ほど通電した後、聞いてみました。
驚くほどの音の変わりようでした!
VRA-7を装着した後、毎日、同じCDを2,3枚かけて、音の変化を検証しています。バイオリン協奏曲、ジャズピアノトリオなどです。VRA-7を装着して、1週間以上が過ぎましたが、音は変わり続け、しなやかでシルクのような高域の響、豊かな低中音とのバランスの良い塩梅、SNが高まるのと同時にエネルギー感の増大、、ロジャースのLS3/5Aの音が、このサイズの音とは思えないほど、自分の好みの音に変貌して、このアイテムの効果に驚嘆していたところでした。
このような状況で、Aさんの表現を借りればリトマス試験紙のようなアイテムを使用したからと言って、それほど大きい効果は無いだろうと思っていました。しかし、同じCDを鳴らして驚きました。まるで音の様子が違います。音のリアリティが違います。音全体の重心がぐっと下がり、低中音の厚み、エネルギー感がアップしています。ダンパー使用前、VRA-7のみの音の変化は、確かに美しいものでしたが、上のようにダンパーを使うと、美しさはそのままに、リアリティが増して、音全体が部屋をしっかり満たします。LS3/5Aでこんな音が出るとは、全く想像しませんでした。これはすごい、、、VRA―7とUSBダンパーの相乗効果は、ものすごく、上のバイオリン協奏曲(ショスターコビッチ)などは、ものすごい迫力とスピードでもって圧倒されます。また、今まで聞こえなかった楽器のパッセージがクリアーに浮かびあがり、新しい発見です。また、低域のエネルギー感は、今まで以上に高く、圧倒されます。スピーカーがLS3/5Aとは、ちょっと信じられないほどです、、、
ジャズピアノトリオも、低中音の厚みが増し、、ベースのパッセージがはっきり聞き取れます。ジャズ音全体の重心が低くなり、実に安定した鳴りっぷり。LS3/5Aですよ!
うちのメインシステム、B&W805D3とマランツPM-10でCDを鳴らしていますが、このラインと上の音を比較しても、全く引けをとりません、、
実は、ロジャースシステムにダンパーを仕込む際、メインシステムの機器の電源周りにもUSBダンパーを装着しておいたのでした。ロジャースシステムの音に驚きましたが、メインシステムにもダンパーの効果があるか聞かなくてはなりません。CDプレイヤーをSA-10にして、先にロジャースシステムで使ったCDの音を聞いてみます。
こちらは、電源を入れたばかりで、機器が十分にあたたまっていない状態でしたが、USBダンパーの効果は、顕著でした。ロジャースシステムで確認した同様の効果が、B&Wシステムにももたらされました。これまで以上のリアリティ、音の重心の安定感、低中音の厚みの増大、、そうして、LS3/5Aにはなかった解像度の高さ(粒子感とでもいいましょうか)、、しかし、音の全体は実に自然。高解像度、ナチュラルネス、エネルギー感などがアップして、聞いていて、バイオリン協奏曲に引き込まれます。これは、LS3/5Aとはまた違った質の音ですが、こちらもすばらしい!(自画自賛で恐縮です)。
USBダンパーを装着して、3時間にも満たないのに、うちの2システムで驚くほどの効果がありました。これからエージングをかけていけば、一体どうなるのか、、私の想像を超えています(笑)。現時点での音でさえ、十分満足であるのに、、
VRA-7とUSBダンパーは、セットで使うことで、相乗効果で、驚くべき効果があることが、少なくともうちのシステムでは確認できました。
個人的意見ですが、USBダンパーというよりは、「チューニングシート」といった方が、適用範囲のイメージが限定されずベターだと思います。
しかし、本当に、正直、ほとんど期待していなかったこの「紙片」の、この効果(相乗効果)には度肝を抜かれました。
このところ、インフラノイズがリリースするアイテムを、個人的に、礼賛する他ありません。
どれも、すばらしい効果をもたらしてくれます。音楽が自然になって、どれだけ聞いてもつかれることなく、ともかく、音楽を聴くこと自体がたのしく、しみじみしあわせになります。このところ、メインシステムでは、SA-10に加えて、CECのTL-1XとインフラノイズのDAC―1(ケーブル、アクセサリーなどイ社アイテムを併用)を使っています。大昔の機器ですが、SA-10には出ない、滑らかで、ゆったりとした、自然な音で、CDを奏でてくれ、私を楽しませてくれています。
ありがとうございました。おかげ様で音楽を楽しく聞く日々です、、、
コロナ禍の最中ではありますが、音楽によってしみじみとしたしあわせな毎日です。
S2021.8.18
Jimmy Jazzの掲示板に既にUSBダンパーの試聴感想を書いて頂いたSさんが面倒にもかかわらず、こちらに掲載するためまとめて下さった。早速追加のUSBダンパーを送ります。有難うございました。余れば、リトマス試験紙としては役に立ちませんし、付箋としても糊が付いて無いし、記念にしおりとして使って頂くか?インフラノイズが消えたら非売品ですので、プレミアが付くかも知れませんので紛失しないように願います。
インフラノイズ社 USBダンパー 使用報告
① システムの概要
VRA-7の報告の時よりも詳しく機器構成をお伝えします。
パソコン(Windows自作機)背面USB端子→USBケーブル(インフラノイズ ケーブルチューナー使用)→USBアキュライザー→USBオーディオインターフェイス(インフラノイズUSB-101)→アナログミキサー(クラシックプロMX-EX4)→デジタルパワーアンプ(ノンブランドTPA3116D2チップ使用)→シングルコーンフルレンジスピーカーシステム(フォステクス FE83使用特注品 ウッドウイルBoxy-CUTE)、となります。ミキサーもアンプもDC12V電源用ですが、AC100Vから変換トランスを介して電源を取っています。
② USBケーブルの端子
とりあえず、メーカーイチ押しの箇所から攻めます。
USBケーブルは、一般のものに非売品ケーブルチューナー(ピアノのハンマーに使うフェルトを加工した製品でケーブル長の2分の1の箇所を挟むもの)をつけて使っています。この接点がゆるめなのがずっと気になっていたので、早速、両端にかませてみました。はずれたりはしないし、ちゃんと触れてはいるけれど、ピンセットでつまんで引っ張ればスッと抜けるぐらいの少し緩め、という状態です。
はじめのうちは、細かいニュアンスが良く聴こえて、低域に「んー」というような音に聞こえない力感が出て、半面、全体に響きがわずかに薄く感じました。ヴォリュームを上げたいと思ったのもつかの間、鳴している間に、今までないぐらい豊かで開放的な響きが出てきました。
③ ミキサー、パワーアンプの電源端子
USB端子での素晴らしい結果に気を良くし、ミキサーとアンプのDC電源端子に使ってみました。
ミキサーでは問題なく使用できましたが、アンプ側端子にはうまく挟むことができず、その端子で使用していた変換プラグとの接点に挟む形になりました。それまで疎外されていた響きが出てきて、さらに音楽の見通しも良くなるという、普通のダンパーではまず起こりえない改善で、音楽表現が格段にダイナミックになりました。
ダンパーには響きを抑制するイメージがありましたが、今回の製品の場合は違っていて、豊かに響きつつ、おおらかさと繊細さとが両立するという驚くべき効果があります。
未体験ゾーンに入った感じです。
④ ミキサーの電源スイッチ
ミキサーの電源スイッチは、パネル上にあって、LEDが埋め込まれた透明樹脂製のプッシュ式スイッチですが、けっこうグラグラです。周りのすきまを埋めるように挟んでいます。あれば引き締まった感じになり、無ければ無いで、野放図に鳴るのが面白いのですが、有りが正しい音かなと思うので、しばらくこの状態で聴いてみます。
⑤ おまけ
ブルーレイディスクプレーヤのUSB外部入力端子
これはまったく別のシステム。
テレビに接続したブルーレイディスクプレーヤにハードディスクがUSB接続してあるのを思い出し、ブルーレイ側の端子に挟んでみました。響きが豊かになって、今まで無かったほどの低域の沈み込みが表現できていて。ちょっと驚かされました。やっぱりUSB系にはかなり効果があるということかと。
以上です。
2021.8.17
USBダンパーの試聴感想、応用例の発見など関連リポートを頂いた方には追加のUSBダンパーをお送りします。追加不要の方は試聴感想の最後に追加不要とご記載下さい。
Aさんから早速USBダンパーの試聴感想を頂きました。
何故かPCオーディオ環境は全く無いとのことです。不要なものをお送りしたという結果にならないようにご配慮くださり?CDオーディオでもUSBダンパーは有益だと確認頂いたようです。有難うございました。
我が家では現在の環境ではCDもYoutubeも意識しない再生音になっています。最初は面倒ですが、Youtubeはオーディオ中心で無い音楽ファンには宝石箱みたいなものですのでAさんにはぜひお勧めしたいものです。一番手軽な方法はiPhone,iPadのヘッドフォン出力をアンプに入力することです。アナログアキュライザーやヴォリュームアキュライザーを既に導入なさっている環境ならこの方法で間違い無くCDと比べて不満無い結果があるはずです。端子類に挟む場合、ゆるい時は二つ折り、三つ折りなど紙が重なるようにしてみて下さい。また外れそうな場合はセロテープや両面テープ等をご利用下さい。
いつもお世話になります。
たいへん遅くなりましたが、USBダンパーの使用感想をお送りさせていただきます。
ヴォリュームアキュライザーを使用しての感想文を書いたところ、早速USBダンパーを送っていただきました。形状は1cm×4cmの薄手の厚紙。小学校の理科の時間のリトマス紙を厚くしたような感じ。それが、10枚入っていました。私は、PCオーディオはしないので、USBダンパーは、無用の長物かと思っていましたが、いくつかの応用例の写真もいただきましたので、それを参考に、以下の場所に合計8枚使用いたしました。
・アンプの電源スイッチに2枚
・アンプのソースダイレクトのスイッチに横長にして1枚
・SACDプレーヤーの電源スイッチに1枚
・スピーカーのジャンパーケーブルとYラグの間に1枚
(左右のスピーカーに2枚ずつ、計4枚)
CDプレーヤーの電源スイッチにもと思いましたが、隙間がゆるゆるで、押し込むと機器の内部に落ちてしまいそうなのでやめました。また電源系統も感電などを考え、避けました。 純粋にこのUSBダンパーの効果か、先日来のヴォリュームアキュライザーのエージング効果なのか定かではないところがありますが、変化としては次の5点が感じられたところです。
・響きの美しさ
・倍音効果
・音の純粋さ(透明感)
・音の空間への広がり感(特に弦楽器)
・スピーカーから音が楽に出る感じ
音楽性がさらに豊かになり、クラシック音楽が好きでオーディオに多少なりとも興味がある人に、
「ちょっとこれ聴いてみて!」と言いたくなるような音になりました。
2021.8.14
MさんはJimmy Jazzさんの掲示板には今まで既に、VRA-7の試聴感想をアップ頂いていますが、今回インフラノイズのblog用にまとめて下さいましたのでご紹介します。Mさんはオーディオマニアというよりオーディオ研究者という方がふさわしく思える学者です。文章はいつも論文調?で論理的でSさんのように面白いとは言えず羽目を外すことは有りません。音楽界、オーディオ界ではまずおられない人物なのは間違い無いです。私には、いつも厳しい的確なご指摘を頂くので冷や汗の連続です。
VRA-7感想文-その1
当方のアンプは、年代物の中古か、ガレージメーカーの手作りです。また、パッシブアテネーターも高価なものは使用していません。ですから、幸いなことに、ハイエンド機にあるような、ヴォリュームの欠点を避けるための、ロータリーエンコーダーやリモコンで音量調整を行うディジタルヴォリュームやNFループゲインで音量調整を行うタイプのものはありません。
そういうわけで、非常にプアーなシステムですが、旧式の真空管式プリアンプや真空管式プリメインアンプおよび、パッシブアテネーターに使用したところ劇的な変化がありました。音色は変らず、音楽の表情が豊かになり、特に大編成のオーケストラの音の協和と分離が向上します。コンサートで聴いてきたアンサンブルのCDの再生は、コンサートの印象が復元されてきます。
特に、ヘンデルのメサイア、ベートーヴェンの第9、マーラーやブルックナーなど、長年格闘してきた大編成の曲で、眼前のオーケストラや合唱団が展開する様は初めての経験です。音源としては、アナログ、CD、DSDやMQAのハイレゾ音源、ベルリンフィルディジタルコンサートホールのようなストリーミング再生を問いません。
一方、ヴォリューム付きのDACでは、ほとんど効果は認められなかったのですが、DACでもアナログライン入力の場合は、かなりの効果があります。
最新の技術でヴォリュームの欠点を回避したハイエンド機では、メーカーが指摘されているように効果は期待できませんが、旧式の欠点を持ったままのものでは、まさに救いの神と言えるでしょう。
その特徴と言えば、特にJBLの音、オルトフォンの音のようにVRA-7独自の音があるわけではなく、まるでアンプが替わった様に、あるいはスピーカーが替わったようになることです。アナログ再生ではプレイヤー替わったかのように感じます。言わば、主演者のように存在自体の自己主張はしないが、その存在で舞台が引き締まる名脇役、隠れた主役のような存在です。
VRA-7感想文-その2
先の報告では、旧式の真空管式プリアンプや真空管式プリメインアンプおよび、パッシブアテネーターに使用した効果を述べました。引き続き、真空管式パワーアンプでの効果と真空管式プリアンプと真空管式パワーアンプとの併用効果およびパッシブアテネーターと真空管式パワーアンプとの併用効果について報告いたします。
真空管式パワーアンプでの効果は、先の真空管式プリメインアンプと同様の大きな変化がありました。音色は変らず、音楽の表情が豊かになり、特に大編成のオーケストラの音の協和と分離が向上するようなところは全く同じです。
さらに真空管式プリアンプと真空管式パワーアンプとの併用効果およびパッシブアテネーターと真空管式パワーアンプとの併用効果については、どちらか一方でよく、敢えて両方に使う必要がないか、相乗的あるいか相加的な効果があるか、却って逆効果になるか等々の興味が沸いてきます。また、パッシブアテネーター2台と真空管式パワーアンプとの3重連もやってみました。
結論を言えば、相加的な効果があり、それぞれの特徴を活かしながら、わずかに物足りなかったところを相互に補ってくれています。
特に、顕著な効果を感じたのが、大編成管弦楽や合唱の入った曲で実際に演奏を聴いた曲では、それらの記憶に残っている眼前に音楽が迫ってくる迫力を思い出させるような変化をもたらしてくれました。このようにVRA-7の複数の併用は、ワクチン接種のブースターショットを連想させます。
なお、ステレオ誌付録のディジタルアンプでは効果が認められず、メーカーの記載内容の追認となりました。
2021.8.14
VRA-7の試聴感想では初めてのヘッドフォンでの試聴感想だ。ゼンハイザーのHD-25は私も所有しているがHD-800と比べ周波数帯域はそんなに広くは無いが、音の力はむしろこちらの方が現実的だ。VRA-7 ヴォリュームアキュライザーはヘッドフォン試聴でも効果があるのは間違いない。ではヘッドフォンの高級機で無くてイヤホンの高級機ならどうかと言うと?ゼンハイザーの高級イヤホンならヘッドフォン高級機に決して劣らずむしろ鼓膜に近いので音質はとても良い。すみません、ゼンハイザーの高級イヤホン、AKGその他は手持ちが有りますがまだVRA-7は試していませんが同じだと考えます。エトモティックリサーチ ER-4も有りますが、これに関してはスピーカー、ヘッドフォンとは違った価値観のためVRA-7で効果があるかどうかは不明。また私が試しても感想を言えるかどうかも自信が無い。それほど違う世界のものです。ただしER-4だけで今後音楽を聴けと言われたら無理ですと答える。しかしHD-800やHD-25だけでしか音楽を聴けないと言われたら、仕方無く受けます。ならER-4のどこが気に食わないのか?と言われてもそれは別の価値観ですとしか答えられない。歌舞伎の音楽とモーツアルトの音楽のどちらが優れているのかと質問された時みたいな感じです。
いつものようにVRA-7の試聴感想の紹介というより、私の考えの押し付けみたいな出足になりました。すみません。
K2さんから試聴感想です。
Windows10→tunebrowser→USBアキュライザー→マランツHD-AMP1の逸品館チューン→ゼンハイザーHD25で、JポップのCDリッピング中心です。
音場が横に広がって更に立体的になり、細かい音、表現が分かります。
バックの楽器の絡み、タイミング、ボーカルのニュアンス等々、いつものインフラノイズ製品と同じ音楽性と音質向上です。
ボリュームは、チップを貼ったり無垢のアルミに変えたり空洞部に鉛やエポキシを充填したりと、昔からいろんな改善策があるのですが、上から貼るだけでこれほど良くなるのは、相変わらず魔訶不思議というかマジックです。
微細な音まで聞こえても妙に分析的にならず、アグレッシブにもならず、元の音の方向性というか、キャラを損ねないのが、狙い通りの素晴らしさなんでしょう。
後日、メインの真空管アンプ ほぼクラシックですが、こちらにも貼ってみます。
2021.8.12
Aさんからヴォリュームアキュライザー VRA-7の試聴感想を頂きましたの紹介します。Aさんにはインフラノイズ製品をいろいろ使って頂いております。満足出来る状態でお聴きなので今回の新製品、VRA-7はパスしようかと思われていたの既にアップしている皆様の感想で購入されたのこと、Aさん、皆さん有難うございました。でもAさんの購入で喜ばれる結果になって本当に良かったです。
VRA-7届きましたので、拙い感想をお送りします。
(VRA-7の感想です)
現在の状況でも十分に良い音楽を楽しんでいますので、VRA-7は見送りかなと思っていました。
しかしながら、HPでのコメントやレビューを拝見し、購入することにしました。
使用状況です。(前段の機器はPCとCDPで詳細は省略します)
①SP:AVANCE DANA+パワーアンプ:エルサウンドアンプ(左右別電源)+プリアンプ:マッキンC28
マッキンC28のボリュームツマミは中心部が盛り上がっており貼り付けが難しい状況。
まずマッキンC28の上部に置いてみたが微妙な感じ。使い方を変えてみることに。
次にパワーアンプ(ボリューム左右2個)のボリューム上付近(2個の中間付近)に置いてみる。
結構良い感じ。音圧が上がった感じで、音の響きが良くなり、ボーカルが生々しく聴こえる。
その後、マッキンC28のボリュームに付けようと工作。何とか付けることができた。
結果は益々良くなり、生音に近づけたのかなと感じられるようになりました。
妻も生で聴いているようだと感心していました。
②KIシステム
パワーアンプはボリュームのないもの、サトリプリのボリュームに付けることにしました。
結果は、素晴らしい音楽になったようです。
私の目標としていた「生音再生」が目標でなく、現実になったと感じています。
音がどうなったと表現することはあまり意味がないのかなと思っています。
①のシステムで生音に少し近づいたのかなと思っていましたが、やはり別格の音といえそうです。
とにかく音楽が楽しいです。
最初は見送りのつもりでしたが、購入して正解でした。
今回はとりあえず1個の購入でしたが、①のパワーアンプはボリュームが2個ありますのでそこに付けて聴いてみたくなりましたので、追加購入をすることにしました。
パワーアンプとプリアンプのどちらが良いかまだ結果は分かりませんが益々音楽が楽しくなりました。
以上です。
2021.8.10
緊急!
禁じ手です!!!
今朝Mt-T2さんのブログを拝見してびっくり、これは大変だ。
他社製品のアンプの天板を開けてヴォリュームアキュライザーをアンプ 内部に取り付けされそうな気配である。Mt-t2さんのブログ内容は通常、約1カ月のディレイがあるので既に設置されたのかも知れない。ますます大変だ。
まず電気製品の天板を取り外し内部に手を加えることは感電の危険も有るので、メーカーの保証対象外となるだろう。これに加えヴォリュームアキュライザーを内部に設置するのはVRA-7のアルミケースが導体なのでショートの可能性がある。もしショートするとアンプが壊れる可能性がある。それにアンプを開発、販売したメーカーにとっては音を売り物にした製品なのだからメンソレータムの缶を載せただけで音質が向上したなんて結果は許せないはずだ。外側に置く、敷くのインシュレーターやボードならたくさんのオーディオアクセサリーがあるのでいちいちかまっておられないから無視なのだが、内部となるとこれは大変。
これらの理由でインフラノイズとしてはヴォリュームアキュライザーをオーディオ製品内部に設置することはメーカーとして推奨出来ません。取り扱い説明書にも今からすぐに注意書きとして追加するつもりです。
注意:
アンプなどオーディオ機器のボンネットを外してRA-7を取り付けることは感電、故障などを引き起こす可能性があるのでお止めください。またメーカーによっては内部を変更することで保証対象外となることが有りますのでご注意ください。
これらが前提としてもMt-t2さんのチャレンジは興味深い。まずそのアンプは天板は音質に害があるので取り付けはビス止めしていないで載せてあるだけ?本当なの?まるでアマチュア製みたい。実はこれはとても重要なことだ。皆さんのお持ちのアンプやCDプレーヤーの天板を外されたとするとその音質変化に驚かれるに違いない。一挙にカラーが無くなり、開放的、自由に鳴りだすはずだ。(決してこれをお勧めはしていない、お話と私の体験の紹介だけです)
これは天板の音が無くなるからである。共振が無くなったというと誤解あるのであえて音という表現を使う。昔面白いオーディオ誌が2年位発刊されていた。オーディオ機器の天板を外すと音質向上があるので皆さんやりましょうという記事ばかりだった。ところがオーディオ前世時代、広告が載らなければどうなるのかと?実際広告は凄く少なかってすぐにその雑誌は買えなくなった。不思議なことだ。オーディオ正義感が走り過ぎたとでも言うのか、理解は難しい。しかし今なら個人のブログだけでこの方法を広めることは可能なのでだから、時期が早すぎたのかも知れない。お隣の国が安いオーディオ製品をたくさん造っている時代なのだから安価にいろいろのオーディオ機器が安く買える。昔のようにディスクリートで無いから高級品も安物も電子部品は殆ど変わらない。センスとケースが違うだけ。ならセンスは忘れてケース無しにしたらどうなる。殆どの機器、小型のDACやヘッドアンプは激変するのは間違い無い。(メーカーとしてはお勧めしません、隣国からクレームが着たら困ります)昔中堅オーディオメーカーに勤めていた、少しの間だけだけど、技術部で試作アンプ(バラック段階)のヒアリングを皆でやっていて、横で聴いて、良いじゃないかとお世辞半分によくコメントしたが不思議なことに製品化されたらその良いは消えてしまう。美しいシャーシーに入れたとたんに努力開発した音質はどこかに行ってしまう。何度も体験したのだが、当の開発技術者がどう感じていたかは聞いて無いのが今は残念。既におられない方も多い。
逆のケースもある。マッキントッシュのプリアンプを友人に借りていたが許可をもらって中身を見た。天板を外したらとたんに薄味のマッキントッシュになった。待てよと、その天板をLUXMANのプリアンプに載せたら、なんとマッキントッシュの親戚の音になった。もっとレベルの高い話では?ノイマンのマイクのケースと国産有名マイクのケースを入れ替えてみたら、もうここでは書けないくらいの変化があった。ちなみにノイマンの有名なマイクでオーディオ装置のスピーカーからの再生音を拾うと元の装置の音より良い音に変化することもたまには起こる。もちろん装置の程度によるがそこらへんの装置ならしょっちゅう起こるかも知れないように思う。
脱線して長くなってしまったが、いくらとんでも無い音質改善が期待出来るといってもメーカーとしてはアンプのボンネットオープンで事故や損失があっても責任は取れませんのでどうぞご理解ください。
2021.8.10
Aさんからヴォリュームアキュライザーの試聴感想を頂きました。発売時期など早くからお問い合わせを頂いていたのですが、ご注文の販売店への流通ルートなどで遅くなりご迷惑をおかけしました。申し訳有りません。Aさんはお会いしたことは無いのですが、高校時代から親友のヴィオラ弾きO氏のオーケストラ仲間だったそうです。Aさんんも同じくヴィオラがレパートリーみたいです。弦楽器というとヴィオリンとなりますがどちらかというと地味な存在のヴィオラですが、男性の声に近くむしろヴァイオリンよりデリケートで演奏が難しい楽器に思えます。そんな楽器ですからヴィオラを弾く方はヴァイオリニストより控えめ、もっと紳士的な思慮深いかもと勝手に決めつけています。この先お会いするのが楽しみです。当然にこのような楽器を弾かれる方ですからかなり深いところで音楽を聴かれるだろうとお会いしてもこちらの音楽的教養?が邪魔しそうで恐怖感もあるのは確かです。また昔からオーディオ装置で一番鳴りにくい楽器がヴィオラだと言われていますが音色的に地味だからこそでしょうがヴィオラが鳴らない装置なんて他の楽器も鳴らないという意味だと思う方が良い?言い過ぎですがそれほど大事な楽器です。
Aさんからのヴォリュームアキュライザーの試聴感想を御紹介します。
本日、ようやくヴォリュームアキュライザーが届きました。朝から聴き続けての現時点での感想を早速お送りさせていただきます。
まずは、使用機器ですが、アンプはサンスイのAU907iαMOS LIMITED、CDプレーヤーは、フィリップスのLHH500、SACDプレーヤーは、マランツのSA-7s1、スピーカーは、ソナスファベールのミニマ。SACDプレーヤーは2006年、それ以外は1989年から1990年にかけて購入したものです。購入して30年を越え、アンプとCDプレーヤーは、メインテナンスをして使っています。
取り付けて、しばらくしたところで効果がはっきりと出ていることに気づきます。インフラノイズ製品に共通して感じてきた音の純度が上がる、というかCDに入っている音楽の部分を最大限引き出しているという感じです。録音のいいものだと、楽器の位置奏者の息遣い、弦楽器のボーイングが見えてくるかのように実在感が出てきます。では、古い録音ではどうか?最近買った1928年のSP録音からの復刻CD、ドビュッシーのペレアスとメリザンドを聴いてみました。(ドビュッシー・アルバム aeon AECD1215)最近のCDにしては珍しく、ADDではなくAADです。復刻の状況がいいこともあると思いますが、「これかが100年近く前の録音?」と耳を疑いたくなるほど、純粋に音楽を楽しむことができました。当時の演奏様式、歌唱法なども手に取るようにわかります。高級オーディオ製品やアクセサリーは、使用することで古い録音のあらを際立たせるケースもあると言われますが、この製品に関してはその心配はないように思いました。何より音楽を大切にされている秋葉社長のポリシーが反映されていると感じました。
アキュライザーシリーズ、今回も購入してよかったと思える逸品でした。
2021.8.9
Mさんから突然に以下のようなご質問のメールを頂いた。ブログを見てくださる方を混乱させるような記事を書く私が悪いのだが、言い訳だが、もはやオーディオメーカーとは言えないと主張するのは私なので第三者にはご迷惑をおかけするばかり。いい加減な発言でメールでお答えしても、半年後にはまたひっくり返すかも知れないのでお返事が出来ない。そこで匿名でブログに書いて記事として皆さんのご意見も頂きながらお答えするのはどうかと提案させて頂いたらOKをもらえた。
ネットでのニュースを見ると下段にそのニュースに対しての一般の方のコメントが出る。これと同じように皆さんのご意見をインフラノイズ宛てに頂き答えの一部として掲載させて頂きたい。自分の招いたことながらこんなことになってしまった。お知恵をお借りしたい、どうぞお助けくださるならお手数ですがご意見メール願います。WTPSPスピーカーを世に出す方法が見つかるかも知れない希望への道だ。Help me Please!
多分一番おかしいのがWTPSPスピーカー、ヘッドフォンが最高でこれが無いと理想的な音楽再生は出来ないと自分一人だけで、だれもこれを聴いて検証していない時点でまたこれをひっくり返したこと。WTPSPが無いと私のシステムで現実に鳴っている再生音を皆さんが体験するのは不可能とっていたのに、スピーカーが一般的なのにヴォリュームアキュライザーという新製品を発売、これがあるとWTPSPの再生音に近づくことが出来ると前言を覆した。これでは発言が信用できないのは当たり前だと自分でも思う。誰も聴いていないWTPSPの再生音、聴いて頂いてはいないが勝れた蓄音機が電気オーディオに差をつけている部分、その部分が重要で生の演奏には当然にある、しかし生の演奏といってもレベルが高く無いとこの部分が少ないので理解は難しい。レベルの高い演奏では音楽ジャンルを問わず、この部分が充分あるので電気オーディオでは再生が困難、いくら高額なハイエンドシステムをしても生の演奏とは程遠い。しかし演奏のレベルが低いとこの部分が少ないのでハイエンドオーディオやヴィンテージオーディオの良いものでは生演奏と再生音の違いは少なく、現実の電気オーディオでも満足は得られる。ここまでは言ってきたつもりである。画に描いた餅のWTPSPで聴かれたことが無いのに、ヴォリュアキュの効果をつい最近に確認頂けた皆さんに、WTPSPの効果がヴォリュアキュに有り、どのような効果=WTPSPの再生音と説明して欲しいと言っても無理は解っている。しかし私の主張、製品については皆さんの方がむしろ良くご存じということも有るから、何とかご意見をというのも非論理とは言えないと思う。素晴らしい楽器の製作者がそれを演奏する素晴らしい演奏家が、どれほど楽器の値打ちが解るかと言うのと同じだと思う。製作者が全て解って製作し、結果を全て予想しているとは限らないのが芸術の不思議だと思う。
御社のブログとWhat'sNewをしばらく読んでいます。WTPSPに興味があるのですが、読んでいても以下の3点が判然としないので、差し支えない範囲でご教示いただけませんでしょうか。
1)そもそもWTPSPとは何なのか
音が良いスピーカーであるということは分かりますし、そういう概念としてこの言葉を使っている部分もあるかもしれませんが、実物が既にある試作機において音が良くなる原理やメカニズム(より簡潔には特徴)が分かりません。
2)製品化あるいは加工サービスの目処
他スピーカーとの出音の比較について度々書いていらっしゃいますが、WTPSPのメカニズムや製作の手間がどんなものかの具体的記述が見当たらないので、「作りたい」⇔「販売は難しい」の行ったり来たりがもどかしいです。製品化あるいは製品化なしで加工サービスとして開始するのに、期間と予価の見込みはどのようなものでしょう。8/7の投稿には、「WTPSPが世に出せない」とありましたが、なぜ出せないのかが、通して読んでても分かりません。
3)VRA-7との関係
ボリュームの抵抗素子の振動が音質に影響を与えていること、それを制振すれば音が良くなるであろうことは、論理的に理解できますが、そうして得られる音が、ある種のスピーカー(WTPSP)の音と同質であることのつながりがわかりません(愚直に書くなら、アンプ部品の制振と同じような効果をスピーカーで再現する方法が想像できない)。広い意味で「音が良くなる」という括りでなら分かりますが、多分そうではないのでしょう。実際には、WTPSPの着眼からVRA-7の開発(抵抗素子の制振)に至るわけなので、その間の検討アイデアの変遷を説明していただけると、もしかすると理解できるかもしれません。
お手数をおかけしますが、ご教示いただけると幸いです。メールでの回答でなくブログ上での記載でも構いません。何卒よろしくお願い申し上げます。
Mさんからのご質問への答えです。 PAT申請の関係でもどかしい答えになっていることをお許しください。
1) そもそもWTPSPとは何なのか
A-1: WTPは音楽用語でWell Temperedの意味です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
一般的なピアノ調律は平均律と呼ばれる論理的な計算で出来た割り振り(音律)でドレミファを決めた方法で行いますが、演奏家でこだわりのある人ではわざと古典調律と呼ばれる音律(たくさんの種類がある)でピアノを調律することも有ります。WTPSPのWTPはここから頂いた言葉で、平均律(感覚で無く一般性を求めた万能的に優れた調律方法)が一般のスピーカーの製作方法としたらインフラノイズのスピーカーシステムは古典調律で製作したスピーカーシステムという意味で名づけました。具体的にはスピーカーシステムの構成部品、箱、線材、ネットワーク、ユニット、振動板、バッフルなどをオーディオ理論で無く音楽再生を一番重要な要素として見直し、調整、整音することです。具体的には特許等の関係で具体的な方法は現時点で公表出来ませんが、例えば完成されたBBCモニターを元にWTPSPとして改造するなら、ネットワーク乗数を見直したり、コーン紙を交換や一部変更したり、共振点を変えたりするのも方法の一つです。これらは測定器は使用せず、全て音楽ソース、主にバッハの器楽曲にて再生音を聴きながら少しづつ、整音を行います。もちろん確認としての測定も最終的には行います。
2) 製品化あるいは加工サービスの目処
A-2: インフラノイズは現状ではオーディオメーカーと呼ぶにはほど遠い事業内容です。
一般的オーディオブランドとは異なり一人が開発、製造その他まで行っております。以前は数人規模の会社でしたが今は個人経営のガレージメーカーそのものになっています。新規事業、例えばスピーカーシステムなどを手掛けようと思っても銀行借り入れとかはままならず経営として成り立つスピーカー事業などは現実的に考えられません。現実化と夢のへだたりは大きく、何度も口にするのがWTPSPの製品化でまるで愚痴のように世に出せない、出したいと書いてしまいます。申し訳有りません。試作品をおわけするというのも簡単にはいかず、特注というのも値段や一人の製作者という制約があるので現段階では具体的なことは言えません。書き方が悪いためサイトをご覧の方にご迷惑をおかけしたことをお詫びします。
3)VRA-7との関係
A-3: WTPSPで得られた再生音は自分にとっては信じられないくらい生の演奏に近いものでした。ただし生演奏と言っても全ての音楽演奏での生音を指すのでは有りません。歴史的なと言えるくらいのレベルの演奏、有名なという意味でなく、無名でも一般的な今の演奏でも少ないですが当然に有ります。そいう言う意味での高いレベルの生演奏に近い音がWTPSPが完成してやっと聴けたのです。それでWTPSP再生音を皆様に聴いて頂くにはWTPSPを製品化するしか方法が無いと絶望的な気持ちになっておりました。しばらくして電気回路でもWTPSPの持っている音楽的な優れた利点を代用出来ないかという疑問がわきました。普通に考えれば発声というメカニカルな現象を電気回路で代用することなど出来ません。しかしその利点、ハーモニーの構築を何とか電気回路で助けるわけには?と試行錯誤していたら電気オーディオには不可欠の音量調整機能があるのに気づきました。WTPSPの持つ優れた利点、ハーモニーの再現性を100%と言えなくとも、少しでも皆さまのシステムで簡単に行えるアクセサリー、ヴォリュームアキュライザーVRA-7を幸運にも製品化することが出来ました。VRA-7の原理、仕組みについては現時点では公表しておりません。
2021.8.9 早速頂けました、今回の記事に対するSさんのコメントです:
インフラノイズ製品の音決めの基準・土台にある
「音楽的価値基準(演奏家レベルの人なら当然持っている)」が
なんとなくでも、わかるか?わからないか?
想像できるか?できないか?
そのあたりに根本問題があるんだろうと思います。
演奏家と音楽愛好家の間にも超えられない溝がありますが、
それに似た溝が、
オーディオメーカー(貴社だけ?)とオーディオマニアの間にもあると言いますか。
貴社製品にオカルトグッズは一つも無いと考えていますが、
物理的現象の結果としての音を
何によって判断しておられるのか?
その判断基準に製品の秘密があると理解しています。
そこに、多くのオーディオマニアが持っている
「良い音の基準(群)」とは根本的に異なるものがあります。
結果的に多くのマニアを納得させるほど「良い音」が実現しているとしても、
メーカーの一番の意図はそこ以外にあるわけです。
そういうところが極めて理解されにくいんじゃないでしょうか?
プライドが高いマニアの中には
自分の理解が及ばないことで、
怒り出したり無視したりする人がいるでしょうね。
私自身は「何となくわかるような気がする」レベルですが、
素直に音楽を感じることで新たな音楽的発見が得られればと思っています。
そこを少しずつ気づかせていただけること、
感謝しかありません。
2021.8.10 MTさんからコメントを頂きました。
2021.8.10M氏のご質問について
当方もMと申しますが、紛らわしいのでTMとしておきます。
M氏のご質問は大変重要なポイントを突いていると愚考するものです。というのは、オーディオ機器の設計思想の根幹に触れる問題を提起されているように思われるからです。
音楽再生の基礎は、音階と音律の正確な表現です。音階はドレミであり、音律は平均律、ミーントーン、ヴェルクマイスターその他の古典音律で、ドレミの間隔の決め方です。また、ピッチの聴こえ方の問題もあります。Aの音は440Hzが標準ですが、それより低いバロックピッチやフレンチピッチなどもあります。通常これが再生で狂うことはありませんが、バランスが崩れて高域が勝ちすぎるとピッチが上がったように聴こえてしまいます。
これらの要素は種々の要因で精度を失いますが、オーディオの技術で解明しつくされているようには思えません。再生信号をフーリエ変換して、フーリエ級数としてどれくらい正確かを判定してもよさそうですが、そういった手法は見当たりません。多くの場合、設計者のテイスト、あるいはトーンマイスターと称する達人の判断に任されます。
そこで重要なのは、そういった判断の基礎になる音楽的な素養です。それらは、音律に関する楽理であったり、その音楽がどのように聴こえたら良しとするかのセンスが聴いてきます。例えば、バッハのようなポリフォニーとはどんなものか、ガルネリやストラディバリウスを聴いたことがあるかなどです。ジャズではブルーノートに慣れ親しんでいるか、電子楽器を使用する音楽の場合ではどのように歪ませているかという判断もあります。VRA-7は、そういった音階や音律の再現が的確であるため、ジャズマニアにも支持されているものと推測します。
このように目標がきまれば、スピーカーもヴォリュームも技術的なアプローチの技法はちがっても、アプローチの方向性は同じになります。
VRA-7を適用しますとアンプが様変わりするというよりは、スピーカーまで様変わりしたような錯覚を起こしますので、開発中のWTPDスピーカーは聴く機会がありませんが、VRA-7もアプローチの方向性が同じということは想像に難くはありません。
なお、このようなことは、特にインフラノイズの専売ではなく、ドイツのスピーカーが例に上がっていますが、古くからEMTのアナログプレイヤー、フィリプスのディジタルプレイヤーからウェスタンのケーブル、ピアレスのトランス、オレンジドロップやブラックビューティーなどの素子にいたるまで、先人達が心血を注いでいたものと思われます。インフラノイズの秋葉代表は、音楽家との親交があり、音律などの楽理にも精通し、ピアノの調律までおこなうセンスをお持ちのようなので、文章上の表現はそれほど上手とは言えませんが、出てきた製品の性能は非常に分かりやすいものになっています。
不肖TMは音楽的素養もなく、電子回路の知識もありませんが、コンサート通いもしておりますので、生演奏の記憶とオーディオ再生とのギャップの大小によって判断しています。その結果として、今回のVRA-7を高く評価しています。
2021.8.10 Nさんからコメント頂きました。
貴ブログ拝読しております。過日アップされましたMさんからの質問を大変興味深く拝読いたしました。私の個人的な意見をコメントしたいと思います。大変失礼な言い方があれば、申し訳ありません。あらかじめご容赦ください。
秋葉社長のブログをいつも楽しく拝読していますが、私は、社長のこの文章から技術的な説明や開発事業をどう展開するとか、スケジュールとか、そのような具体的なことを読み取れるとは思いません。もともと、社長のブログは、その日その日の心象風景みたいなものであり、まさに徒然なるままに書き綴った「エッセイ」だととらえて読んでいます。なにしろブログ=「日記」なのだから。
ある日は、スピーカーづくりがうまくいった、なんとか商品化してみんなに聞かせたいとか、次の日は、やっぱりむずかしいから、他のアイテムを検討するとか、社長のこころに去来する様々な考えを、そのままつつみ隠さず書き綴っておられるのだと思って読んでいます。
社長の文章は、独特です、、、
大変失礼ですが、まるで思考の万華鏡を見るような文書だと私は思います。WTPSPスピーカーについても、まるで、楽器でも作るように、制作にかかわる試行錯誤を、思いのまま綴られています。技術者であるので、技術的なタームが飛び交いますが、一貫した論理性で語られてはいないように思えます。ですから、社長の一連の文章を読んでも、何かかっちりしたイメージが浮かんでくるというよりは、社長の思いが、複合的に一斉に万華鏡のように浮かびあがるような、まるで音楽のように、そんな感じがあります。実際、スピーカー制作に関する文章をよんでも、このスピーカーが一体どのような特徴をもって、どのようなかたちで、どのような音なのか、理解するのは、難しい、、しかし、社長が全身全霊をもって取り組まれているのはよく伝わってきます。
スピーカーの制作については、まるで楽器を作るように、試行錯誤とヒアリングを重ねて、自分のこのみの音に仕立てあげる。その「心象風景」みたいなものは、良く伝わってくるのです。あのストラディバリが、バイオリンの名機を作ったのと同じように、自分の耳で音をたしかめながら、納得できる音になるまで追い込む。だから、多数は作れない、つまり商品化は難しいということもよくわかりました。
WTPSPの制作が、VRA-7へのヒントになったことは、「振動」という点に着目したとからだということは読み取れました。そのことをヒントに、やはり振動影響を多大受けるボリュームという素子に適用できないかという、一緒天才的なひらめきがあったのだと思います。そうして、WTPSPの制作で用いた、ある意味「楽器職人的な技術」を適用いてできたのが、VRA-7である、、、、
このようなストーリーは、社長ブログから読み取れますが、かちっとした技術的な解説は読み取ろうしても、実際書いてないので、そこにはありません。天才的なひらめきを持つ楽器職人的な人の言葉で、書かれているのだから。今回のMさんのご質問に、社長は丁寧に回答されています。そして最終的には、ヒアリングを重ねて音を追い込んだとあります。その方法として、いろいろな電気的な調整を行ったと答えられています。今回の質問に対する、インフラノイズの回答としては、これ以上のものはないと思いました。
私は、思います。まず経験から理論を考えるのが良いのではないかと。まず、VRA-7その他のアイテムを使ってみて、実際に音がどのように変化するかを経験して、その上で、どうして、そのような効果があるのか、社長のブログなどを参照されて考察されるのが面白いと思います。その意味では、ブログには様々なヒントがさんざめいているように思います。
先ず理論を知って、それが妥当でなければ、使用しないというスタンスももちろんあるし、リスペクトしますが、少しもったいない気もします。音は聞くもの、経験するものだと思います。まず音・自分のすきな音楽がどう変わるのか聞く経験からはじめる。私は、そちらの方が楽しいと思いますし、そのようにしてきました。
だから、私の立場は、逆ですね。いい音が出て、自分の好きな音楽が楽しく聞ければ、それが一番。どうして、インフラノイズの製品がそのような変化をもたらすのか、理論について考えるのは、いつも後回しです。でも、社長がどのような思いで、どのような苦労を重ねて、この「楽器のような」アイテムをつくりあげたか、そのストーリーを、このブログは教えてくれます。
失礼ないい方があったとしたら、ご容赦ください。あくまで個人的な愚考であることをご理解ください。ご反論があったとしても、あくまで私個人の思いであることをご理解いただき、
対応いたしませんので、こちらも、あらかじめご了解ください。
追加注文していたVRA-7 2個が本日届きました! これから手持ちの機器に装着して楽しみたいと思います。私は、理論より経験が好きなのです。